シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス、臨床化学自動分析装置「ディメンション EXL 200」を新発売、迅速かつ高感度分析を可能に―化学発光技術LOCI法を搭載した次世代の自動分析装置

2011.04.28

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)は、臨床化学自動分析装置ディメンション EXL 200(届出番号:13B1X10041001021)を発売する。

ディメンション EXL 200は、小規模から中規模の臨床検査室向けに、コンパクトな本体にLOCI法を搭載し、生化学・免疫検査を一台に集約した次世代の自動分析装置である。

ディメンション EXL 200
ディメンション EXL 200の導入により、検査室では心疾患関連マーカー、甲状腺ホルモン、血中薬物濃度、血漿蛋白、一般生化学、特殊・凝固まで、幅広い検査項目測定を少スペースで実施することが可能である。
免疫検査法に使用されるLOCI法は、少ない検体量で迅速かつ高感度分析を可能とする、これまでにない化学発光技術である。
この新技術を10年以上の実績がある生化学・免疫検査統合システムであるディメンションシリーズに搭載することにより、高感度トロポニンIなどの緊急心疾患マーカー検査およびTSH、FT4などの甲状腺ホルモン検査の結果を、少検体量かつ短時間での報告を可能にした。 

臨床化学自動分析装置ディメンションシリーズは1985年に生化学検査専用機として発売され、現在に至るまでルーチン検査を始め、夜間・緊急検査、災害対策用として使用されてきた。
さらに、1997年には生化学検査と免疫検査が1台のシステムで操作が可能となるディメンション RxL-HMが発売され、あらゆる検査室のニーズに合わせた機種を展開してきた。そしてこの度、ディメンション EXL 200の発売により、新たな免疫技術を搭載した次世代の統合システムをご提供できるようになった。

<参考>
「ディメンション EXL 200」測定項目一覧
■一般生化学
アルブミン、尿素窒素、クレアチン、総蛋白、尿酸総ビリルビン、直接ビリルビン、グルコース、中性脂肪、血清鉄、総鉄結合能、マグネシウム、無機燐、カルシウム、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、ヘモグロビンA1C、硫酸亜鉛混濁試験、リン脂質、β-リポ蛋白、尿髄液タンパク、乳酸、ミクロアルブミン

■酵素
酸性フォスファターゼ、アルカリ性フォスファターゼ、アミラーゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、クレアチンキナーゼ、クレアチンキナーゼアイソザイム、ガンマグルタミルトランスフェラーゼ、乳酸脱水素酵素、リパーゼ、コリンエステラーゼ、ロイシンアミノぺプチターゼ

■電解質
ナトリウム、カリウム、クロール、重炭酸塩

■血中薬物
ジゴキシン、フェノバルビタール、フェ二トイン、テオフィリン、カルバマゼピン、ゲンタマイシン、トブラマイシン、バンコマイシン、バルプロ酸、ジギトキシン、シクロスポリン、シクロスポリン高域用、リチウム、Nアセチルプロカインアミドプロカインアミド、リドカイン、タクロリムス、シロリムス(研究用試薬)、ミコフェノール酸(研究用試薬)

■血漿蛋白
C反応性蛋白、免疫グロブリンG、免疫グロブリンA、免疫グロブリンM、補体蛋白、トランスフェリン、プレアルブミン

■ホルモン
サイロキシン、T3アップテイク、甲状腺刺激ホルモン*1、フリーT4*1、フリーT3*1*2、ヒト絨毛性ゴナドトロピン

■特殊・凝固
アンモニア、アセトアミノフェン、エタノール、サリチル酸、フェリチン、FDP*3、アンチトロンビンIII*3、d-ダイマー*3、フリーPSA*1*2、トータルPSA*1*2

■心疾患関連マーカー
トロポニンI*1、BNP*1*2、マスCKMB、ミオグロビン、高感度C反応性蛋白

*1LOCI、*2発売予定、*3オープンチャンネル

 

 

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