コニカミノルタエムジー、世界最小・最軽量と省電力を実現 クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ(レジウス シグマ)」 新発売

2011.04.27

コニカミノルタエムジー(株)(本社:東京都日野市、社長:児玉 篤、以下 コニカミノルタ)は、世界最小・最軽量*1、環境にも配慮したクリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ(レジウスシグマ)」を2011年5月より発売する。

クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ 」

【商品名】 REGIUS Σ
製造販売認証番号 223AIBZX00004000
【発売日】 2011年5月(予定)
【標準価格】 4,500,000円(税別)
【主な特長】
・ 世界最小・最軽量*1
・ 消費電力はアナログ自現機の10分の1以下
・ CO2総排出量64%削減*2
・ スタンバイ時0dBの静音性能

現在、国内に約10万件あるクリニック(診療所)の約半数がX線撮影装置保有施設で、さらにその約半数がデジタル化していると推定される。そして新規開業医は開業時よりほぼ100%デジタル化している状況である。医療のIT化は、X線フィルムや紙カルテ保管場所の削減、検査画像の一元管理、業務の効率化などが期待できるだけでなく、インフォームドコンセントによる患者満足度の向上やネットワークを活用した地域医療連携にも必須要件であり、新規開業医のみならず既存クリニックのデジタル化は今後もますます加速していくものと予想される。
今回発売するクリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」は、施設のIT化を目指すクリニックに最適な、コンパクトかつ高機能なデジタルX線画像読取装置(Computed Radiography: CR)である。本体寸法はW 510×D 610×H 355mmの世界最小*1サイズ、本体重量も28kgと世界最軽量*1。小型で軽量なため、設置スペースの少ないクリニックでも容易に設置できる。またスタンバイ時の動作音は0dBであるため、診察室に置いても診療行為の妨げにならない。
本製品では、環境負荷の低減もコンセプトに組み込み、省電力設計をはじめ、小型化による省資源、輸送効率アップや梱包材削減などにより、製品ライフサイクルを通じたCO2総排出量を、従来製品*2に比べて64%も削減している。消費電力も、消去光源へのLEDの採用や駆動系での省電力設計により、アナログ自動現像機に比べ約1/10以下に削減した。また、電源起動から立ち上がりまでの時間がわずか30秒なので、不使用時は電源を切ることで電力消費量をさらに削減できる。
コニカミノルタは、今後も医用画像分野において最先端の技術を投入し、質の高い製品・サービス・ソリューションを通じてお客様への新たな価値のご提供に取り組んでいく。
*1:医療用/明室タイプの半切サイズ対応のデジタルX線画像読取装置の体積及び重量において。2011年4月27日現在。
*2:従来製品である2007年発売のREGIUS110と比較して。

【 クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」の主な特長 】
1.世界最小・最軽量*1
本体重量28kgとカセッテCR装置としては世界最軽量。また、本体寸法はW 510×D 610×H 355mmと小型で、スペースが少ないクリニックでも場所を選ばずに設置レイアウトが可能である。
また、スタンバイ時は0dBと音が全くしないので診察室に置いても診療行為の妨げにはならない。
さらに電源もAC100Vで、通常のコンセントを使用できるので、クリニックの状況に合わせて、どこにでも設置でき、必要に応じて移動も簡単である。

2.省電力設計
本製品では、消費電力わずか100VAと、アナログ自動現像機に比べ約1/10以下に削減した。消去光源に光効率のよい高輝度LEDを採用したほか、カセッテの搬送経路を最短化することでモーターの数を削減、さらに一部に自然対流を用いた放熱設計を取り入れて冷却ファンの数も削減するなど、駆動系の省電力設計を追求している。
また、搬送機構をシンプルにしたことによりCPUやモーターなどの初期化時間が大幅に短縮でき、起動時間を従来*2の約3分の1である30秒にすることに成功した。わずか30秒なので、不使用時には電源を切ることで、消費電力をさらに削減することができる。

3.CO2総排出量を64%削減
コニカミノルタは、地球温暖化防止を製造業にとって重要な社会的責任の一つと捉え、製品ライフサイクル全体を通じてCO2排出量の削減に取り組んでいる。
製品ライフサイクル全体でCO2排出量とは、事業活動によって直接排出するCO2(生産活動、販売・サービスに使用する車両に起因するもの)のみならず、間接的に排出されるCO2(製品使用、物流活動に起因するもの)も含めて算出するものです。
「REGIUS Σ」では、使用電力の削減をはじめ、小型化による省資源、輸送効率アップや梱包材削減などにより、製品ライフサイクルを通じたCO2総排出量を、従来製品*2に比べて64%削減している。

4.クラス最高レベルの画像処理能力
撮影したカセッテの処理能力は、クラス最高レベルの48枚/時処理。撮影カセッテサイズは半切~六切、15×30cmサイズと豊富なラインナップを備えている。
撮影カセッテも従来製品*2と比べて約100g軽量化している。

*1 医療用/明室タイプの半切サイズ対応のデジタルX線画像読取装置の体積及び重量において。2011年4月27日現在。
*2 従来製品である2007年発売のREGIUS110と比較して。

【クリニック向け卓上型CR装置「REGIUS Σ」の仕様】
撮影サイズ:半切、大角、大四切、四切、六切ほか
画素サイズ:175μm
階調数:4096階調(12bit)
処理能力:約48枚/h(大角/175μm)
カセッテフィードロード時間* :約75秒(大角/175μm)
外形寸法:W510×D610×H355mm
重量:約28kg
電源:単相AC100V 1A
*カセッテ投入から取り出し可能になるまでの時間

●お問い合わせ
コニカミノルタヘルスケア(株)
TEL:042-589-1439
URL:http://konicaminolta.jp/healthcare/index.html