日本アキュレイ、京都府蘇生会クリニックにてサイバーナイフラジオサージェリーシステムの導入が完了

2013.05.23

―近隣エリアにおける治療選択肢がより充実―

 日本アキュレイ(株)(本社:東京都千代田区、社長:穂積重紀)は、5月23日、医療法人社団蘇生会蘇生会クリニックサイバーナイフセンター(所在地:京都市伏見区、理事長:津田永明)における放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」(第4世代)の導入が完了し、治療が開始されたことを発表した。
 京都府の地域中核病院である蘇生会総合病院の関連施設、蘇生会クリニックは、前世代サイバーナイフによる放射線治療を2004年に開始した。京都府唯一のサイバーナイフ導入施設として、周辺地域の患者さんに頭蓋内・頭頸部治療を提供してきたが、第4世代の導入により患者数が増加傾向にある肺がんをはじめとする体幹部治療も積極的に行うことが可能となる。同クリニックでは、今回の導入を受け、5月13日よりサイバーナイフによる治療を再開している。
 今回の第4世代のサイバーナイフ導入の目的と今後の予定について、津田理事長は「当院では、地域の皆様に確実かつ安全な治療を提供することと並行して、地域をこえた予防医学や最新の医療も心掛けてきました。その一環としてサイバーナイフによる治療実績を積み重ね、今回、体幹部治療にも対応できる体制を整えることで、患者さんに治療の新しい選択肢を提供することを目指しています。まずは従来から行ってきた頭蓋内、頭頸部の治療から再開した後、肺や肝臓など体幹部の治療を新たに開始する予定です」と語っている。
 サイバーナイフシステムのテクノロジーは、頭蓋内・頭頸部に加えて体幹部病変にも、主に体幹部定位放射線治療(Stereotactic Body Radiation Therapy:SBRT)を提供する。また、動体追尾システムを搭載し、照射ターゲットを高精度で捉え有効線量を照射することが可能で、重要臓器や正常組織に隣接した腫瘍の治療も可能にする。

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