GEヘルスケア・ジャパン、「患者さんへの優しさ」を追求した新型MRI「Optima MR360 Advance 1.5T」を発売

2013.02.14

やわらかなデザインと検査時の負担を軽減するアプリの搭載で、安心感や快適性を向上
~機能性を高めながら低電源容量を実現、医療施設の経営に貢献~
 

Optima MR360 Advance 1.5T
 GEヘルスケア・ジャパン(株)(本社:東京都日野市、社長:川上 潤)は2月14日、GEヘルスケア製MRI(磁気共鳴断層撮影装置)の最新機種「Optima MR360 Advance 1.5T(オプティマ・エムアール360・アドバンス・1.5テスラ)」を、地域基幹病院や総合病院を主対象に発売する。
 Optima MR360 Advance 1.5Tは、GEヘルスケア製1.5T MRI「Optima(オプティマ)」シリーズの中上位機種。昨年2月に発売した同シリーズ最上位機種Optima MR450w 1.5Tに匹敵する高い診断能力を有しながら、人間工学にもとづくデザインの採用や低侵襲・非侵襲な先進アプリケーションの搭載など、「患者さんへの優しさ」を第一に開発された装置だ。
 
 
「患者さんへの優しさ」を随所にちりばめたOptima MR360 Advance 1.5T
 Optima MR360 Advance 1.5Tは、人間工学にもとづく「Caring Design(ケアリングデザイン)」のコンセプトのもと、両手で優しく包み込むような外観デザインに、側面には明るくやわらかな色彩のウッドパネルを採用、前面には曲線を描く明るいLED照明を搭載するなど、検査時の患者の不安感を和らげるデザインを施している。また患者テーブルは病院の検査ニーズに応じて固定型もしくは着脱型から選ぶことが可能で、本製品から両テーブルともに49cmの高さまで下げられるようにした。これにより高齢や体の不自由なの患者でも検査台の乗り降りが容易にできるようになる。
 加えてOptima MR360 Advance 1.5Tは、バイオプシー(穿刺)や造影剤・鎮静剤の使用をできる限り抑えることを目指す「Needle-Free(ニードルフリー)」の思想をもとに、低侵襲・非侵襲な検査を実現する先進アプリケーションを数多く搭載している。頭部の脳灌流(組織の毛細血管あるいはそれに準ずる機能血管系の血流)を、造影剤なしで非侵襲的に3D撮像可能な「3D ASL」をはじめ、肝臓組織の相対的な硬さをカラー表示できる国内初のMRエラストグラフィー技術 「MR Touch」や、肝臓の脂肪含有率をマッピングできる「IDEAL-IQ」といった独自の非侵襲アプリケーションを搭載し、検査時の患者の負担を大幅に軽減する。
 
高い機能性と優れた経済性を両立させ、医療機関の経営に貢献
 またOptima MR360 Advance 1.5Tは、画質を高めるとともに優れた経済性を実現した装置だ。
 撮影機能部(ガントリー)内でアナログ信号をデジタル変換して、光ファイバーケーブルで伝送する技術「OpTix(オプティクス)」を搭載、従来のアナログ信号伝送方式に比べて高画質かつ短時間での撮像を可能にしたほか、独自の水冷システムと制御技術の搭載により、SR120で最短TE/TR=0.22ms/0.88msとさらなる高速化を実現している。
 このような高い機能性を実現しながら、必要電源容量は25kVAと国内の1.5T MRIでは極めて少なくなっている。これは、当社で販売していた0.5T装置よりも低く、医療機関のコスト削減に貢献できる。
 この優れた環境性能が高く評価され、Optima MR360 Advance 1.5TはGEが独自に定めた厳しい環境基準をクリアした製品に贈られる「ecomagination(エコマジネーション)」認定を取得している。
 
 Optima MR360 Advance 1.5Tを本年1月から先行導入している医療法人仁寿会 石川病院(兵庫県姫路市、理事長:石川 誠)放射線室の野村 保室長は、「まず、その画質の良さに驚きました。特に腹部や骨盤などのクオリティは、3Tを導入している我々も目を見張るものがあります。光デジタル伝送技術であるOpTixの効果を感じながら毎日の検査をしています。また、検査テーブルも49cmまで下がることから、特に高齢の患者にもやさしい検査が提供できています。外観のデザインは目を引くような明るい木目調となっているので、検査室内にも温かさが生まれています」と、同装置の臨床的有用性やデザインを高く評価している。
 
 
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