ワコム、USBケーブル1本で手軽に接続可能な10.1型カラー液晶ペンタブレットを新発売

2013.02.12

~接客カウンターなどで契約や決済のサインをスムーズに電子化~
 

DTU-1031
 (株)ワコムは、USBケーブル1本でパソコンに接続し、銀行、保険会社、ホテル、店舗の接客カウンターなどで、電子化された様々な書類をカラー表示し、書類の内容確認からデジタル署名までをスムーズに行うことを可能にする、省スペース設計の小型液晶ペンタブレット「DTU-1031」を発売する(4月発売開始。オープン価格)。
 「DTU-1031」は同社独自の設計により、10.1型の高解像度カラーIPS(In Plane Switching)液晶パネル(最大表示解像度1280 x 800ドット)ディスプレイを搭載。A4やレターサイズの書類をカラー表示でき、最小限のスクロールで書類全体の確認が可能なため、利用者は、画面上で書類の内容を一覧してじっくり確認した上で、署名することができる。また、「DTU-1031」と接続するコンピュータの間のペン入力データは、最先端の暗号化処理がされており、セキュリティ面でも安心して使用できる。これにより書類の電子化を安全に行えるだけでなく、書類の保存・管理・運用を効率的に行うことも可能だ。
 USBケーブル1本で接続し、省スペース設計10.1型のコンパクトで薄型な筐体は、接客カウンターなどに複数台並べて使用する場合でも、スペースを取ることなく、煩わしいケーブル配線を最小限に抑えることができる。本体付属のスタンドは2段階に角度調節が可能。さらにVESA規格対応したマウントを備えており、市販のアームやスタンドにも取り付けることができる。本体にはペンを収納する専用ホルダーとペンの紛失を防止するためのケーブルや盗難を防ぐためのセキュリティロック・スロットも搭載している。
 「DTU-1031」は従来の液晶ペンタブレットと同様に、法人業務システムへ組込みを行うことができる。またワコムの「wacom sign | pro for PDF」などの署名用ソフトウエアと併せて使用することで、電子書類の確認や署名をストレスなく行え、容易に電子書類の承認プロセスを実現することができる。これによりペーパーレス化を実現し、結果として高い顧客満足度へつながることも期待される。
 4個のファンクションキーに、ショートカットやよく使う機能を簡単にアクセスできるように設定することも可能。筆圧を感知でき、しかもバッテリーが不要という特長を持つワコムのペン技術により、「DTU-1031」に同梱のEMR (Electro-Magnetic Resonance 「電磁誘導方式」)ペンは、自然な描き心地と優れた信頼性・耐久性を兼ね備えている。また、記入や署名の際に使用者の筆圧に関する情報を取ることも可能なため、個人の識別にも利用できる。
 「DTU-1031」はサブモニタ用途としてスライドショーやビデオで広告を表示することも、既存のシステムを変更することなく実現できる。加えて、「DTU-1031」は、耐久性が高く、電池やAC 電源も必要としないため、システムの導入、運用、廃棄までの総費用を総計したTCO(Total Cost of Ownership 「総所有コスト」)を抑えることができるのも特長だ。
 
 
●「DTU-1031」の特長
・10.1型カラーIPS液晶パネル(最大表示解像度1280 x 800ドット)
・USBケーブル1本でパソコンに接続(電源はバスパワー)
・AES256 bit共通鍵暗号方式とRSA2048 bit公開鍵暗号方式
・ユニークハードウエアID
・バッテリー不要の電磁誘導方式によるワコムペン(512レベルの筆圧機能)
・読取分解能:0.01mm
・読取速度:最高200pps
・4個のファンクションキー(ショートカット、ファンクション)
・標準装備のスタンドとVESAマウントにも対応
・ペンホルダー、ペン紛失防止ケーブル、セキュリティロック・スロット
 
 
 
●お問い合わせ
(株)ワコム
ソリューション営業部法人営業グループ
TEL:03-5337-6706
URL:http://wacom.jp/jp/