キヤノンITSメディカル、健診データ収集システム“ハンディ健診3.0”を発売

2012.05.10
 キヤノンMJ ITグループのキヤノンITSメディカル株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:達脇正雄)は、企業や自治体、学校等に法定健診を手がけている健診機関向けに、健診データ収集システム“ハンディ健診3.0”を2012年6月上旬より発売開始する。 
 キヤノンITSメディカルでは、2007年から健診データ収集システムの開発・導入に携わってきた。これらの豊富な実績のもと、“ハンディ健診3.0”では、受付、検査、データ回収までを統合したワークフローを提供する。また、マルチデバイスとしてハンディターミナルとWindows 7搭載PCに対応、さらに非接触ICカード技術方式“FeliCa”に対応する。

■受付、検査、データ回収までを統合したワークフローを提供
 受付では、定期健診、がん検診等のコース選択、検査項目の追加・削除、予約のない受診者への受付等の機能が求められる。また、検査時はデータや画像・検体番号の収集、さらに終了時にはICカードに記録されたデータを回収し、未実施検査をチェックする機能が必要となる。“ハンディ健診3.0”は、これら一連の業務を統合したワークフローを提供していく。
■マルチデバイス対応
 “ハンディ健診3.0”は、キヤノン電子株式会社製のハンディターミナル“PRea AT-100F”とタブレット等のWindows 7搭載PCに対応している。これにより、ハンディターミナルと同一の運用を実現し、用途に応じた柔軟な機器選定が可能となる。

製品名 ハンディ健診3.0
価格(税別) 1班(10検査)あたり※500万円~
発売日 2012年6月上旬
※1班・・・法定健診等に出張派遣される、医師・検査員・機材一式から成るチーム

なお、7月18日から開催する「国際モダンホスピタルショウ2012」に“ハンディ健診3.0”を出展予定。

<ハンディ健診3.0の主な特長>

1.受付、検査、データ回収までを統合したワークフローを提供
【健診受付】
・定期健診、特定健診、特殊健診さらにがん検診のように、様々な検査項目の組合せからなる健診コース選択機能と、当日の検査の追加・削除機能。
・予約のない受診者の新規受付機能。
・受付時、禁忌検査に対しての警告・禁止機能。
(例)妊娠中の女性へのレントゲン関係の検査実施にあたっての警告・禁止。
・受診者属性情報および検査予約情報を書き込み、IC カード発行。
【各検査】
・検査画面内にて、属性情報/前回結果/検査進捗状況の表示。
・Bluetooth 等により連携したME 機器からのデータを受信し、IC カードへ登録する機能。
・画像、検体等の管理機能。
・デジタルモダリティへの属性情報等の送信機能。
【診察】
・医師の要望にあわせて画面構成を提供。
【データ回収】
・健診終了時、IC カードを回収し、検査抜け漏れをチェックする機能。
これら一連の業務を統合したワークフローを利用することで、健診会場での業務の大幅な効率化が期待できる。

2.簡単操作で、検査データの精度向上と検査の抜け漏れを撲滅
・少ない画面タッチで健診データを発生源で取得するため、精度の高いデータ収集を実現。
・フロー管理(禁忌、前後関係、通過)、検体・画像管理機能を搭載し、検査の抜け漏れを撲滅。

3.マルチデバイス対応
・キヤノン電子株式会社製ハンディターミナル“PReaAT-100F”とタブレット等のWindows7搭載PCに対応。
・使用用途に合わせハンディターミナルと、タブレット等のWindows 7 搭載PC の混在環境での運用が可能。

4.非接触IC カード技術方式“FeliCa”を採用
・非接触IC カード技術方式“FeliCa”を採用し、IC カードの記憶容量が大容量化されたことで、受診者属性情報以外に、ほぼ全ての前回健診情報をIC カード内に格納可能となり、多様化する健診業務に柔軟に対応。
5.安心・安全なデータバックアップ方式の採用
・当日の健診結果は、自動バックアップ機能により安心・安全。

﹡FeliCa は、ソニー株式会社の登録商標です。
﹡Windows は米国マイクロソフト社の米国及び他の国における登録商標です。
﹡記載されている製品名等は各社の登録商標、商標です。
﹡Bluetooth はその権利者が所有している商標であり、キヤノン電子株式会社はライセンスに基づき使用しています。

●お問い合わせ
キヤノンITSメディカル株式会社 第一事業部 健診ソリューション部
TEL:03-6701-3613