クック ジャパン、販売体制変更後初の出荷完了、サプライチェーンの人員強化を継続

2012.04.13

~4月からAI事業部、エンドスコピー事業部販売代理店への直販開始~

 Cook Japan(株)(東京都渋谷区、代表取締役:矢込和彦)は4月2日、AI(大動脈インターベンション)事業部およびエンドスコピー(内視鏡関連製品)事業部の直販体制(全国の販売代理店への直接販売体制)下で初となる製品出荷を終了したことを発表した。同社では、今回の直販化に備え、営業体制等の強化に加えてSCM部門の社員も2倍に増員した。今後も継続的に増員予定である。クックジャパンのSCM部門は、外注ではなく全員自社社員によって構成されている。「Patient First」(第一に患者ために)の企業理念のもと、社員が製品の最終的な使用用途、方法に関する理解を深め、迅速できめ細やかな対応を行うことで、医療界に貢献したいと考えだという。
 同社はAI事業部およびエンドスコピー事業部の全製品の販売元を、2012年4月1日付でメディコスヒラタからクックジャパンに変更し、総販売代理店を通さずに直接、全国の販売代理店を通じ医療機関および医師に届ける直販体制に移行した。同社では、直販開始後、1日あたりの受注数がそれ以前と比べ倍以上となっている。
 同社製品は、最終的に患者の体内に入る製品が中心であり、温度管理や梱包作業はより厳密さが求められる。また、サイズ・企画が多種に渡る製品も多くある。製品流通に際して、製品やビジネスの特長を把握し意思決定を行える社員が対応することにより、さらなるサービスの向上、新たなサービスのアイデアが生み出されると考えている。
 またSCM担当者のモチベーションアップやスキルアップに向けて、同社では製品担当が定期的に倉庫を訪問し、製品トレーニングを実施して使用方法などをレクチャーするほか、治療を受けた患者から医師を通じて感謝されたエピソードも共有している。このような施策を通じて「自分たちは何を運んでいるのか」に意識を向けていくことで、社員の責任感の醸成などを促している。また、社長や部門長との定期的な個別面談の場で出た意見を改善策の策定時に取り入れることも積極的に行っている。

●お問い合わせ
Cook Japan(クック ジャパン)(株)
フライシュマン・ヒラード・ジャパン(株)
TEL:03-6204-4336
URL:http://www.cookmedical.co.jp/