フィリップス、高画質と低被ばくを両立する新型血管造影X 線診断装置「Allura Clarity」(アルーラ・クラリティ)ファミリーを発売

2012.04.13
Allura Clarity
 (株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社: 東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ)は、4月13日より、新型血管造影X 線診断装置「Allura Clarity」ファミリーの販売を開始することを発表した。
 同製品は、医療現場で最も強く要求される、画質の向上と被ばくの低減の両立を実現し、例えば従来品と比較した場合、ほぼ同じ画質を維持して被ばく量を73%低減することができる*1。
近年、X線装置を使用した血管内治療は、より複雑・高度化し、治療に要する時間も長時間化している。このような高度な治療に際して正確な診断を行うためには、以前にも増して高画質が求められる。一方で長時間の検査・治療や高画質への要求は、患者および医療スタッフへの被ばくの増加にもつながっており、被ばくの低減も大きな課題となっている。この相反する問題の解決に大きく貢献するのが、今回登場した新世代のX 線装置「Allura Clarity」ファミリーである。
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長 ダニー・リスバーグは、「『Allura Clarity』ファミリーは、フィリップスの長年にわたるデジタル技術の蓄積と臨床分野での経験をもとに開発された新時代の装置です。フィリップスは、『Allura Clarity』ファミリーを血管造影X 線診断装置のラインアップに加えることにより、インターベンションにおけるイメージングの基準を大きく変えます」と述べている。
*1 同社調べ

●「Allura Clarity」ファミリーのラインアップ
・循環器用シングルプレーンシステム FD10
・循環器用バイプレーンシステム FD10/10
・頭腹部・全身用シングルプレーンシステム FD20
・頭腹部・全身用バイプレーンシステム FD20/10、20/20

●「Allura Clarity」ファミリーのメリット
・高画質と低被ばくを両立
・X線量を低減し患者の安全性を向上
・散乱線による被ばくを低減、医療スタッフの安全性を向上
・より長時間で複雑な手技を行うことが可能。小児や高齢者、肥満患者にも、治療の可能が広がる

●「Allura Clarity」ファミリーの技術的特長
・優れた画像処理技術により、リアルタイム作動が可能。動きのある部位でもノイズやアーチファクトを低減
・自由度の高いデジタル画像処理技術をX 線管からモニタまで適用。心臓領域、脳神経外科領域といったそれぞれのアプリケーションに最適化された画像処理がされ、インターベンションにおいて被ばくを抑えつつ高画質を実現。設定数は事実上無制限
・マーケットリーダーであるフィリップスの長年にわたる臨床経験を基に、システムの500以上のパラメータをアプリケーションごとに調整。大容量X 線管のMRC tube も、被ばくの低減に貢献

●お問い合わせ
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン
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