東芝メディカルシステムズ、中国初の医療システムトレーニング施設「アカデミックセンター」を開設

2012.03.28
Aquilion ONE研修室
 東芝メディカルシステムズ(株)(本社:栃木県大田原市 社長:綱川 智)は、中国北京の東芝医療系統(中国)有限公司に開設した「アカデミックセンター」の本格的稼動開始同センターには、敷地面積約3,000㎡の中にCT、MRI、X線アンギオグラフィシステム、超音波診断システム、検体検査システムなどが実際の医療施設と同じ状態で設置されており、中国及びアジア地域のお客様へ研修プログラムをはじめとするさまざまなサービスを提供する予定である。また、社内のセールス・サービスエンジニアやアプリケーションスペシャリストのトレーニングなどを行うことが可能である。
 中国において初めての実際の医療システムを用いたトレーニング施設の開設により、高度な臨床応用教育などをさらにきめ細かくスピーディーに行う環境を整え、医療を通じて日中交流を促進してゆくとともに、中国市場での事業展開の加速を図る。

 同社は、事業のグローバル化に対応し2002年に中国大連市に医療システムの開発および生産を行う拠点を開設したほか、中国を含むアジアに複数の開発拠点を構築してきた。2007年には中国市場の期待に応えるため、直轄の販売サービス会社である東芝医療系統(中国)有限公司を設立し、中国全土9か所に拠点(北京、上海、広州、ハルピン、瀋陽、済南、西安、武漢、成都)を展開し中国およびアジアビジネスの強化を図っている。中国では基礎医療の充実とならんで高度医療の導入が急ピッチで進められており、同社の最高級CTであるエリアディテクタCT Aquilion ONEは、2008年6月の販売開始から今日までに約60台が中国全土で稼動しており、先進医療施設との共同研究など、さらなる事業展開が期待される。
 同センターには各装置ごとの研修室やミーティングルームが完備され、280名に対し同時に医療システムおよびワークステーションの教育や研修を行うことができる。社内外へのさまざまなトレーニングプログラムの提供に止まらず、同社最新医療システムを使用している中国・アジアの医療施設との共同研究の活動拠点としても活用される予定である。
 また、最新システムから普及機クラスまで設置することで、見学拠点としても利用される。

●導入予定システム
X線デジタル一般撮影システム:MRAD-D80S、
X線アンギオグラフィシステム:Infinix Celeve-i INFX-8000V
CT:エリアディテクタCT Aquilion ONE、16列マルチスライスCT Activion
超音波診断システム:Artida、Aplio 500、Aplio MX、Viamo、
MRI:Vantage Titan 3T、
検体検査システム:TBA-120FR、TBA-2000FR
ワークステーション:Vetrea(Vital Images)

●建屋概要
総工費:約一億元(約12億円)
敷地面積:約3000㎡
最大収容人数:280人
所在地:北京市朝陽区酒仙橋北路甲10号院205号楼

●お問い合わせ
東芝メディカルシステムズ(株)
広報室
TEL:0287-26-5100
URL:http://www.toshiba-medical.co.jp/