国際画像診断・医療IT・放射線治療産業連合会、ホームページを開設

2012.02.29

デジタルプラットフォームが医療画像及び放射線治療機器業界の国際協力の推進をもたらす

 (社)日本画像医療システム工業会(以下JIRA、会長 加藤久豊)は2011年10月にベルギーで日本の画像医療システム産業界を代表し欧州の放射線医用電子機器産業連合会COCIR(注1)、米国の電気機器製造業者協会の医用画像工学関連機器事業部会NEMA-MITA(注2)
と共同で国際画像診断・医療IT・放射線治療産業連合会(Global Diagnostic Imaging
Healthcare IT & Radiation Therapy Trade Association 略称DITTA)を設立、このたびその事業活動の一環としてDITTAホームページを開設した。
DITTA は、現在のメンバーである、COCIR(ヨーロッパ)、JIRA(日本)、MEDEC(カナダ)(注3)、NEMA-MITA(米国)の間のより効果的な情報伝達、協調及び協力の組織的ゴール実現のためのデジタルプラットホームの整備を推進する。
「DITTA の新しいホームページにより、私どもの協会は、医療画像及び放射線治療機器業界にとってのグローバルな規制環境の向上のため、より密接に協力しあう次の新たな一歩を踏み出しました。」と、DITTA 会長ゲイル・ロドリゲス氏は語っている。「私どもは、メンバー企業が技術的革新の最前線で生き残り、グローバル市場で継続的な成功を維持するための位置付けが確実にできるよう共に努力していきます。」NEMA-MITAの執行理事も兼ねるロドリゲスは、DITTA副会長兼COCIR 事務局長のニコル・デンジョイと共に、DITTAのジェネラルマネージャーである、JIRA国際部長徳川充朗及びMEDEC規制業務担当副会長クラウス・スティッツの協力を得て、2012年を通じてDITTA 会長を務める。
「私達は、DITTA のホームページの開設と、グローバルな医療画像と放射線治療機器の市場での国際協力の新しい時代が始まることに胸躍らせています。」と、徳川氏とスティッツ氏は語った。デンジョイ氏はさらに、「DITTAの成長と共に、私たちは、生命を救う医療画像と放射線治療に対する患者さんのアクセスを広げ、不必要な規制の負担を減らし、そして安全性をさらに向上させるため、私どもの一体となった専門技術をさらに強化し続けます。」と付け加えた。

●DITTA に関する詳しい情報については以下URLより
http://globalditta.org/

(注1)COCIR:欧州放射線医用電子機器産業連合会(European Coordination Committee of Radiological Electro medical and Healthcare IT Industry)。1959年設立のヨーロッパの医療放射線機器、医用電子機器、ヘルスケアIT産業などの医療技術産業を代表する連合組織。活動の主目的は、医療用具の自由な国際貿易促進によるヨーロッパ産業の競争力強化。
(注2) NEMA-MITA:米国電気機器製造業者協会(National Electrical Manufacturing Association)の医用画像工学関連機器事業部会(Medical Imaging and Technology Alliance)。医用画像工学関連機器市場の90%以上をカバーする企業がメンバーとして参加する産業団体。
(注3)MEDEC:カナダ医療技術工業会(Canada’s Medical Technology Companies)カナダの医療技術関係の会社をカバーする工業会。

●お問い合わせ
(社)日本画像医療システム工業会
事務局/産業戦略室
TEL:03-3816-3450
URL:http://www.jira-net.or.jp/