日本アキュレイ、がん・感染症センター都立駒込病院にて「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」の設置が完了――第4世代システムとして日本初――

2012.02.24
日本アキュレイ(株)(社長:穂積重紀、本社:東京都千代田区)は、2月23日、がん・感染症センター都立駒込病院(院長:佐々木常雄、所在地:東京都文京区)(以下、都立駒込病院)における放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」の設置を完了させたと発表(同システムは2010年、サイバーナイフシステムの第4世代=日本での最新世代=として厚生労働大臣による薬事承認を得ており、今回の設置は日本初の第4世代導入となる)。同病院に、頭蓋内を含む頭頸部および体幹部の腫瘍に対する低侵襲な放射線治療を行う機器が導入されたことになる。
これにより、日本におけるサイバーナイフシステム設置台数は24台となり、世界でも米国に次ぐ第2位の設置規模となる。
都立駒込病院での治療開始は2月末を予定している。

都立駒込病院放射線診療科(治療部門)部長・唐澤克之医師は、今回の設置に際し、
「私たちは、がん治療において最高水準の治療技術を患者さんに提供すべく尽力しています。体幹部を含む幅広い部位に対応できるフレキシブルな定位放射線治療システムの導入は、当院の機能を充実させ、患者さんにとっても貴重な新しい治療オプションとなると判断しました」と語っている。

サイバーナイフシステムは、頭蓋内・頭頸部に加え、前立腺・膵臓の腫瘍など体幹部病変に対する低侵襲な治療法として、体幹部定位放射線治療(Stereotactic Body Radiation Therapy:SBRT)を患者様に提供。また、照射ターゲットを高精度で捉え、有効線量を照射することが可能で、重要臓器や正常組織に隣接した腫瘍の治療も可能にする。
更に、呼吸に伴う肺腫瘍の移動など、予測の難しい腫瘍の動きをリアルタイムで追尾するだけでなく、照射角度を自動修正する機能を備えている。これにより、正常組織への照射を最小限に抑えることができ、患者様は放射線治療に伴う典型的な副作用の多くを回避することができる。

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