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アボット・バスキュラー ジャパン、メディアラウンドテーブル「PCI治療後のDAPT期間短縮に関する日本人を対象とした大規模臨床試験 STOPDAPT-2試験の意義」を開催 ~循環器領域の治療が変わる~

category:取材速報
2019.07.08
木村 剛氏
STOPDAPT-2、1ヶ月DAPTと12ヶ月DAPTの差

 アボット・バスキュラー ジャパン(株)は、7月1日、ベルサール八重洲(東京都中央区)にて、メディアラウンドテーブル「PCI治療後のDAPT期間短縮に関する日本人を対象とした大規模臨床試験 STOPDAPT-2試験の意義」を開催した。
 木村 剛氏(京都大学大学院医学研究科循環器内科学)が3月にACC 2019 第68回米国心臓病学会で行われた、日本人を対象とした大規模臨床試験「STOPDAPT-2試験」について講演を行った。通常、薬剤溶出性ステント(DES)留置後に行われる抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)は12ヶ月を要する。しかし長期DAPTは出血を増加させ、その死亡リスクが高いことが問題視されていた。そのために期間短縮を試みたこの試験では期間約1ヶ月と、大幅に短縮されたと述べた。アスピリンとP2Y12受容体拮抗薬で1ヶ月DAPTを行い、その後クロピドグレルによる単剤治療を施した。その結果、出血リスクの高い患者や、心血管イベントリスクの低い患者に対しては、12ヶ月のDAPTよりも良好な結果を得られたことを報告した。
 尚問題点としては、現在進行中であるこの試験の対象となっている日本人患者は欧米人に比べて心血管イベントリスクが低く、また抗血小板療法は国際基準とは異なるため、心血管イベントリスクの高い患者や欧米人にも適用できるかは現段階では分かっていないところがあげられる。しかし、彼らのような患者にも適用可能と判断されるようになれば、医学の発展に大きく貢献することとなるだろう。

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