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健康、予防、医療への新たな価値創造を目指し、国循、フィリップス、戦略提携の協定締結

category:取材速報
2018.05.15
小川久雄氏
堤 浩幸氏
 国立循環器病研究センター(大阪市吹田市、以下国循)と株式会社フィリップス・ジャパン(東京都港区)は5月10日、帝国ホテル(東京都千代田区)で共同で記者会見し、健康、予防、医療の広範囲にわたる戦略的提携協定締結を発表した。来年7月の国循の北大阪健康医療都市(健都)への移転に合わせ、開設するオープンイノベーションセンター(OIC)にフィリップスが入居する。国循の有する豊富な循環器病・脳卒中を中心とした医療データやデータ解析の知見・実績と、フィリップスの有するヘルスケアAI/Analytics の技術・人材などの融合により、ヘルスケアAI/Analytics技術の高度化を図る。

 記者会見で、国循理事長の小川久雄氏は、心臓移植実施件数が国内最多で、10年生存率が95%と世界でも最も良好――など、国循の高い実績を挙げたうえで、今回の提携について「医療、健康予防などの分野で稀有なグローバル企業のフィリップスと一緒に取り組むことはOIC体制の強化につながり、循環器医療分野で目覚ましい研究成果を上げられることができると確信している」と意義を強調した。

 フィリップス・ジャパン社長の堤 浩幸氏は「(この提携は)日本の医療、世界の医療に対して新しい風となる。世界ナンバーワンのヘルステックカンパニーを目指しており、その目標に向かって、国循とのいろんな提携は大きな一歩となる」と提携への期待を表明した。

 提携の目的、具体的な取り組みについては、国循副院長の安田 聡氏、同予防医学・疫学情報部長の西村邦宏氏が説明した。
 提携による具体的な方針としては、「ベンダーニュートラル」「AI/Analytics」の二つの柱を掲げている。「ベンダーニュートラル」は、さまざまな医療機器、診断機器の機種やベンダー、データ形式に依存せず、医療健康データを統合集積し、高度分析が可能となるオープンプラットフォーム構築に向けた取り組みを推進する。

 また、「AI/Analytics」については、国循の医療データ、研究実績と、フィリップスの技術、人材を融合させ、画像や連続データの分析により、Healthcare Insights(新たな気づき)を導きだす。入居するOIC内に設置する予定の「NCVC-Philips AI/Analytics Center(仮称)」では新たなヘルスケアソリューションの開発を目指す。

 将来的には、循環器病を中心に、発症や重篤化のリスクを予測し、適切な予防・治療を実施できる社会価値創造などを目指したいとしている。

国循とフィリップスの戦略的提携協定締結後の握手

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