メドトロニック、メドトロニックイノベーションセンター内覧会を開催 ―教育機会の提供により、安全で適切な医療の普及を目指す―

2017.09.07

メドトロニックは、2017年9月1日、川崎市殿町国際戦略拠点であるキングスカイフロントに、医療従事者向けのトレーニング施設として、メドトロニックイノベーションセンターを開設。内覧会を開催した。

はじめに熊野恵造氏(MITG Japanヴァイスプレジデント)から、人々の痛みをやわらげ、健康を回復し、生命を延ばすというメドトロニックが掲げるミッションが語られた。さまざまな疾患への取り組みを続ける中で、メドトロニックイノベーションセンター(以下:MIC)では、医療現場のニーズを研究や開発に反映させた効果的な教育プログラムを提供。医療従事者向けのトレーニング施設として、テクノロジーとトレーニングの双方の重要性を発信していく方針を示した。

熊野恵造氏
岡 光代氏

続いて、岡 光代氏(メドトロニックイノベーションセンター長)は、幅広い領域のトレーニングが可能なMICの施設環境を説明。最大180人まで収容可能なセミナールームをはじめ、メドトロニックの主要製品やCG技術を駆使した展示されるショールームも設置。なかでも最大の特長は、限りなく臨床に近い環境下で実技トレーニングを行うことができる、ラボルームである。これらの設備を最大限に活用し、安全かつ適切な医療の普及に貢献していきたいと語った。

香川由美氏

講演では、香川由美氏(NPO法人患者スピーカーバンク理事長)が「私は1型糖尿病の治療において、インスリンポンプ療法に出会ったことで、血糖コントロールの簡単さや身体的な楽さを実感した。おかげで生活の幅も広がり、治療について正しく知り選択することで、人生を変えることができた。医療従事者がMICで学んだ知識や技術が、患者さんの治療につながることに期待しており、患者さん自身が治療を選択し進んでいけるような後押しをしてほしい」と願いを述べた。

外観
ショールーム