日立、HIROTSUバイオサイエンス、線虫を使用したがん検査の実用化に向けた共同研究に合意

category:取材速報
2017.04.21
山田真治氏
広津崇亮氏
久野範人氏
 (株)日立製作所と(株)HIROTSUバイオサイエンスは、2017年4月18日に(株)日立製作所本社ビル(東京都千代田区)において線虫によるがん検査の実用化に向けた共同研究に合意したことを発表した。はじめに、山田真治氏(日立製作所研究開発グループ基礎研究センタ長)から、これまで同社が1970年代以降取り組んできた基礎研究センタの取り組みの歴史について述べた。そして、新たながん検査技術の開発を行っていく上で同社の検査の品質管理方法や自動解析装置・技術が発達している点を挙げ、これに加えてHIROTSUバイオサイエンスの得意とする線虫取扱技術、線虫行動解析技術と融合し、連携して研究を進めていくことでがん検査技術に進展が見られるという期待を述べた。
 続いて、広津崇亮氏(HIROTSUバイオサイエンス代表取締役社長)より、線虫を用いてがん検査を行う『N-NOSE』の検査方法について説明がなされた。『N-NOSE』は、線虫50~100匹程を用い、患者の尿に反応するか否かでがん検査を行うことができるものであり、健常者の尿であれば線虫は尿から離れ、がん患者の尿であれば尿へ近づくという反応を利用した簡便な検査方法である。結果も一時間ほどで判明し、安価、10種類以上のがんに反応するため、様々ながんを一度に検出できる点が評価されると同氏は強調した。現在、2019年の末~2020年1月の実用化に向け、『N-NOSE』の全国共同研究が行われていることを説明した。2027年、世界市場規模で年間推定13億人の検体数と予測し、がん検査の市場を広げていくことを示唆した。
 続いて、久野範人氏(日立製作所(株)研究開発グループ基礎研究センタ主任研究員)から自動撮像・画像解析システム装置の説明がなされた。自動撮像・画像解析システムにより、走性プレート上での線虫の動きが分かりやすくなり、品質管理も高くなるなど、装置の精密性も強調した。




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