バルコ、「Nio Color 5.8MP」ほか新製品のプレスミーティングを開催

category:取材速報
2017.03.31
菅谷武史氏
今井勝正氏
 バルコ(株)はITEM2017に先立ち3月23日、本社ビル(東京都大田区)において新製品紹介のプレスミーティングを開催した。冒頭では昨年10月のCEO交代を受け、今年1月より始まった新体制についての説明が行われた。「革新で時代をリードします」との方針のもと、ディスプレイ技術、プロジェクション技術、コラボレーション接続性に強みを持ち、6年連続で売上成長をしている同社の勢いを感じさせる内容となった。
 続いて新製品紹介が行われ、菅谷武史氏(ヘルスケアメディカルイメージング事業部)により「Nio Color 5.8MP(MDNC-6121)」が紹介された。本製品は、世界初5.8MPカラー液晶パネルを採用し、多様なカラー画像表示に対応したデジタルマンモグラフィ画像表示用ディスプレイのスタンダードモデルとして登場する。製品の特長は、より正確なカラー表現を実現する色調補正技術「Steady Color」や黒が引き締まる高コントラスト表示、5年間または40,000時間という長期間の安定表示の保障などである。また、操作時のストレスの軽減や読影を支援するバルコのアプリケーション「Intuitive workflow tools」を標準添付。同社従来品でハイエンドモデルの統合画像表示用ディスプレイ「Coronis Unit」は本邦でも好調であるが、その機能の多くがスタンダードモデルである本製品にも搭載された。デジタルマンモグラフィを取り巻く環境の変化により、多面的な表示への要求が高まると推察されたことが大きく、そのニーズにバルコがいち早く応えた形となっている。
 次に医用画像参照用ディスプレイ「MDRC-1219」およびタッチ操作に対応した「MDRC-1219 TS」の紹介が行われた。本製品はモダリティ装置などの組み込み用途などで根強い支持を集める1MPカラーディスプレイの最新機種である。広視野IPSパネルとLEDバックライトを採用することで視野角特性と輝度の寿命が向上し、キャリブレーション推奨輝度を従来モデルより約38%向上させている。
 続いて今井勝正氏(サージカルイメージング事業部)より、「Nexxis」シリーズの新製品として「MDSG-8255」「MDSC-8231」の説明が行われた。2012年より世界初のインテリジェント手術室向け非圧縮IPビデオソリューションとして開発されたバルコの「Nexxis」は、既に1,000以上の手術室へのインストールを達成している。本製品はその4Kディスプレイとして開発された。
 「MDSG-8255」は55インチの大ディスプレイに複数画像を統合表示でき、キーボードマウスにも直接対応。医療のワークフローの改善に貢献する。重量は僅か24㎏で、従来品の50%もの軽量化を実現しており、天吊り配置におけるコスト改善も期待できる内容だ。性能面でも4Kパネルの採用によりフルHDの4倍の画素数を持ち、高精細かつ忠実な色で奥行き感を失わず再現可能である。また、放送規格に準じた先進的な色校正システムを採用し、ノイズ、遅延の少ない高画質画像を表示できる。透視下内視鏡検査などでの需要が高くなるとみられ、さらにIVRではサブモニタとしての活用にも期待できる。「MDSC-8231」は31インチのディスプレイで、手術室だけでなく、操作室での4K画像表示にも適している。
 説明会の後には、これら「Nexxis 4K」を用いた新たな医療アプリケーションの提案として、「X線TV検査室への応用」「操作室モニターの革命」「ハイブリッド手術室での利便性向上」のテーマに基づき、より実践的な展示の見学会が行われた。また、前述の「Nio Color 5.8MP」「MDRC-1219」の実機展示も行われ、従来品との比較を実施しながら、よりリアルタイムとなった滑らかな表示、応答速度、ノイズの少なさが具体的に示された。
 今年のバルコ(株)の提案する新製品はいずれも昨今高評価を得ている最新技術を低価格モデルに搭載し、設置コストまで考え抜かれたものであり、医療現場からのニーズに大きく応える同社の一つの決断となっている。
 今回の新製品は4月14日(金)からパシフィコ横浜にて開催されるITEM2017においても展示が予定されている。
MDSC-8231
左が従来品、右がMDRC-1219。
MDSC-8255
MDSC-8231
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