フィリップス、新型MRI装置「Ingenia(インジニア)3.0T」1号機国内稼働について記者説明会を開催

category:取材速報
2011.05.31
小山克彦氏
門原 寛氏
高原太郎氏
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、5月26日、同社本社(東京都港区)にて、新型MRI装置「Ingenia 3.0T」の記者説明会を実施した。本製品は、MRI装置では世界で初となるフルデジタル化を実現した装置で、国内1号機が東海大学医学部付属病院で稼働している。
まず、同社のマーケティング戦略について、臨床面での協調と融合、経済的価値の向上を重点的に目指すと、小山克彦氏(同社マーケティング本部IS統括部部長)が述べた。次にIngeniaについて、門原 寛氏(同社マーケティング本部MRビジネスマネージャー)が詳細を解説した。Ingeniaは、世界初のフルデジタル化を実現しこれまでの信号ロスをなくしたMRI装置の理想的な形であり、SNRが最大40%向上したことで検査時間が短縮できるという。
最後に、「Ingeniaの革新性と臨床有用性について」と題して、高原太郎氏(東海大学工学部医用生体工学科教授)が講演した。
Ingeniaの大きな特長として高原氏は、(1)ワイドボアの開口径が広いことにより高度な肥満患者でも撮影が可能、(2)長距離撮影において「拡散強調画像を用いた全身の癌スクリーニング」などに特に有用、(3)自動コイル選択のセットアップを不要にしたことによって検査時間が減少、(4)最大40%の信号上昇に寄与、(5)SENSEと呼ばれるアルゴリズムの改良により、撮影時間が短縮と拡散強調画像での歪みを小さくできる、の5つを挙げた。
その中でも特に期待されることは、コイルが広く、軽くなったことにより、適切なコイルが自動選択されることにあるとした。これにより撮影技師側は、撮影における時間の短縮と検査失敗なしの結果を得ることができ、患者側は検査を楽に受けることができるという。また、被曝のない癌スクリーニングとして期待されている「全身拡散強調画像」が施行できる可能性もその1つだ。その理由としては、200cmの長軸撮影が可能であると同時に、信号雑音比が向上し歪みも減ったため、撮影時間が短縮できるという点が挙げられた。 

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