GEヘルスケア・ジャパン、2015年成長戦略に関して発表

2015.04.13
川上 潤氏
(代表取締役社長兼CEO)
清水俊博氏
(MR営業推進部製品企画)
植竹 望氏
(グローバルMR事業推進部
プロジェクトマネジャー)
 GEヘルスケア・ジャパン(株)は2015年4月9日、日本GE赤坂パークビル(東京都港区)にて2015年成長戦略発表会を行った。発表会では、川上 潤氏(同社代表取締役社長兼CEO)により成長戦略についての説明が行われ、清水俊博氏(MR営業推進部製品企画)、植竹 望氏(グローバルMR事業推進部プロジェクトマネジャー)によってその成長戦略の一つの柱である、3.0T MRI「SIGNA Pioneer」について説明された。

 川上氏は、中期的成長戦略として、2010年から進めているSilver to Gold戦略の加速を挙げた。特に、「Year of MR」として、日本市場から世界に発信していく大型IJFG(In Japan for Global)製品、特にMRの市場投入に力を入れる事を述べた。その筆頭製品となる「SIGNA Pioneer」について川上氏は「2015年内に、アジアパシフィックにおいて10台、世界において30台の出荷台数を目標とし、一番売れるMRIにしたい」と意気込みを見せた。
 次に清水氏が、日野のGEヘルスケア・ジャパンが中心となって開発した、最新の3.0T MRI「SIGNA Pioneer」について説明した。同製品は1回のスキャンで複数シーケンスの画像が得られる高性能の画像再構築技術”MAGiC”を臨床向け機器としては初めて搭載。また、検査時に音を発生させない技術「SILENT SCAN」を搭載している。設置面積は3.0T MRIとしては業界最小(同社調べ)の30㎡で、消費電力も50%削減されている。
 植竹氏からは、「SIGNA Pioneer」の開発秘話が語られた。「同製品はGEの中でも日本のプロジェクトチームにより開発された。臨床におけるMRの様々な課題を、プロジェクトチームだけでなくお客様の声を反映しつつ実現した」という。
 「SIGNA Pioneer」は4月17日(金)~19日(日)の3日間、パシフィコ横浜において開催される、「2015国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2015)」に出展される。

会場の様子