日本画像医療システム工業会(JIRA)、2014年の取り組みを発表

2014.04.15

保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)、電子情報技術産業協会(JEITA)とともに、ヘルスソフトウェア推進協議会を設立へ

小松研一氏
 日本画像医療システム工業会(JIRA)は2014年4月、パシフィコ横浜にて国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2014)を開催した。代表して、会長の小松研一氏の記者会見が行われた。
 小松氏は、「2014年に予想される変化とJIRAの取り組み」と題して講演。画像医療システム産業を取り巻く事業環境・社会ニーズが急速な変化を続ける中、2014年度のJIRAの重点活動のトピックとして、平成26年度の診療報酬の改定について述べた。小松氏は「JIRAが以前から主張している3保証(安全保証・精度保証・運用保証)の考え方が、少しずつ反映されていているが、まだ十分とは言えない」と評価。引き続きその重要性を訴えていくと述べた。
 また、医療用ソフトウェアについても言及。JIRAは保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)、電子情報技術産業協会(JEITA)とともに、2014年の夏から秋に向けてヘルスソフトウェア推進協議会(仮称)を設立。同協議会では、「医薬品医療機器等法」の規制対象外で利用者の安全へのリスクの考慮が必要なヘルスソフトウェア(法規制対象外のヘルスソフトウェア)について、利用者に優良なソフトウェアを提供することを目的に、関連する国際規格などを参考にしてこのようなヘルスソフトウェアに対する業界自主ガイドラインの制定と改定を行っていくとした。