日立アロカメディカル、新しい製品ブランドARIETTA(アリエッタ)と新製品ARIETTA 70、ARIETTA 60を発表

2014.02.04

 日立アロカメディカル(株)は、1月25日、UDXギャラリー(東京都千代田区)にて、超音波新技術発表会を行った。同発表会にて、『研ぎすまして、音を、見る』超音波診断装置の新しい製品ブランドARIETTA(アリエッタ)と新製品ARIETTA 70、ARIETTA 60を発表した。

ARIETTA 70
ARIETTA 60
吉住 実氏
河野敏彦氏
 はじめに、吉住 実氏(同社代表取締役取締役社長)から開会の挨拶が行われた。超音波診断装置は、日立グループの総力を結集した分野となる。「60年以上こだわってきた『音を見る技術』を今後も進化させていきたい」と同氏は語った。
 次いで、新ブランドと新製品について、河野敏彦氏(同社取締役技術統括副本部長)から説明がなされた。新製品ARIETTA 70、ARIETTA 60の特長は大きく分けて3点。
 1つめは、高画質。信号の生成、送受信、信号処理、画像表示において、新しい最適化技術によりコンパクトで高画質な診断装置を実現。さらに画像表示には高視野・高コントラストのIPS-Proモニタを採用し、超音波診断装置に最適化されたクリアな画像が表示できる。
 2つめは、多彩な機能。CT、MRIなど他モダリティーの画像と同時表示可能なReal-time Virtual Sonography、組織の歪をリアルタイムに画像化し硬さ情報を提供するReal-time Tissue Elastography、心筋の動きや内腔・時相の変化を評価する2D Tissue Trackingなどが挙げられた。
 3つめは、長時間検査のストレスを軽減する設計。ポイントは、モニタおよびパネルの広い稼動範囲、人間工学にもとづいた高さ、押しやすさや誤操作防止に注意したタッチパネルなど。
 河野氏は最後に「今後も医療の場を通じ、“見えないものを見える安心にする”をモットーに、人と社会の安心・安全に貢献していきたい」と結んだ。