GEヘルスケア・ジャパン、第49回日本肝癌研究会に出展。ひとつ上の医療~より患者に優しく、より高精度に~

2013.08.05

Quality、Access、Costの3つの視点から、肝癌撲滅を目指し、より低侵襲な診断/治療を追求するGEヘルスケアジャパン。同社が第49回日本肝癌研究会で見せた新しい診断/治療の形に迫る。

ブース展示の様子

GEヘルスケア・ジャパン、第49回肝癌研究会に出展

 GEヘルスケア・ジャパン株式会社は7月11~12日に京王プラザホテル(東京都新宿区)にて開催された第49回日本肝癌研究会に出展。泉 並木先生(武蔵野赤十字病院)を座長に迎え、森安史典先生(東京医科大学)を演者に「マルチニードルによるRFA新時代-Volume Fusionでとらえる治療計画シミュレーションから術中針ナビゲーションまで-」という演目でランチョンセミナーも開催された。
 出展にあたり同社は、「正確な診断・治療にひとつ上の性能を」というコンセプトを掲げており、「Liver Story肝癌撲滅を目指して」というキャッチフレーズからも、同社の肝癌撲滅へ一歩踏み込んだ姿勢を見てとることができた。同社は肝癌の早期発見/治療精度向上を目標に4つのフェーズを想定し、ソリューションを提供している。臨床現場のニーズを理解した上で新たな技術開発に邁進し、ソリューションを世界に発信していく構えである。

4つのフェーズを想定した診断/治療

肝癌診断/治療の新時代を担うGEのコア・モダリティ

同社のブースでは最新型超音波画像診断装置である「LOGIQ E9」ならびに、豊富なアプリケーションによりマルチモダリティによる診断をサポートする「Advantage Workstation」が展示された。

LOGIQ E9

 低侵襲でより正確に診断や治療効果判定、フォローアップが行える、Volume Navigation機能を搭載した同社の超音波画像診断装置。
 事前に取得したCT/MRのボリュームデータに対して、「Advantage Workstation」でRFAの刺入計画を事前にシミュレーションし、重ねて表示することも可能。更にシミュレーション結果を同製品のVolume Navigation上で再現することにより、術前に計画した針位置を超音波画像と同一画面上で確認しながら、針の刺入、焼灼中のモニタリングが可能となる。
 Premium Bモードでは、リアルタイム空間画像/解析処理技術により、スペックルノイズを抑制し、コントラスト分解能を高める。また、高周波リニアプローブで視野角を広げるVirtual Convexによるスキャンで高い分解能の画像が得られる。更にワンタッチでContrast RAW Data形式での保存が可能であり、検査終了後にじっくりと観察/診断をすることができる点も魅力である。

LOGIQ E9

Advantage Workstation

 専門性に富んだスタンドアローン型のワークステーションと、様々な場所から解析可能なネットワーク型ワークステーションを取り揃え、幅広いニーズに応えている。「Advantage Workstation VolumeShare5」はフォローアップツールが充実しており、CT/MR/PETなど様々なモダリティにおいて新しいアプリケーションを多数搭載している。「Advantage Workstation VolumeShare4」は3D画像の作製にとどまらず、あらゆる分野、あらゆるモダリティにおいて診断/治療をサポートする。「Advantage Workstation VolumeShare5 XT」に標準搭載されたAuto Launchでは、画像選択からプロトコール選択、3D処理までを徹底的に効率化。CTから転送された画像を自動的に認識し、心臓解析や骨はずしなどをバックグラウンドで行ってくれる。

Advantage Workstation