日立メディコ、プロダクトミーティング2012を開催

category:取材速報
2012.04.09
北野昌宏氏
久芳 明氏
横山 裕氏
岡田一孝氏
渡部 滋氏
小田和幸氏
古曳孝明氏
松島和人氏
 (株)日立メディコは4月6日、本社会議室(東京都千代田区)において、プロダクトミーティング2012を開催した。
  はじめに、4月1日より代表執行役 執行役社長に就任した北野昌宏氏が、「今後、医療にも情報通信などが取り入れられていく情勢にある中で全体的な開発・販売を強化していきたい」と挨拶を述べた。
 次に、久芳 明氏(情報コミュニケーション本部)が、ITEM2012の展示コンセプトやブース概要を解説。“embracing life through inovation”というRSNA2011と共通のテーマワードのもと、メディカルIT、診断、治療の3つのソリューションごとに幅広い同社の製品を展示することを示した。
 続いてITEM2012で展示される主な製品が紹介された。MRIについては、横山 裕氏(CT・MR営業本部)より、新製品の「ECHELON OVAL」はワイドボア、1.5Tの高磁場装置で、ボアの形状が楕円型になっており横方向に余裕があるため被検者にとって快適な空間であり、またワイドテーブルでオフセンタースキャンも容易で、肩なども磁場中心にして高画質な撮像が可能になると説明が行われた。既に販売中のコンパクトな汎用タイプ「ECHELON RX」もITEMでは初めて展示となる。
 超音波診断装置については、日立アロカメディカル(株)マーケティング本部の岡田一孝氏より紹介された。新製品の「F37」はコンパクトで簡便な操作が可能でありながら高画質を実現、従来の超音波診断装置では設置できない狭い場所に適応、一般内科や産科などをターゲット市場にするという。また、CTやMRIの画像と超音波画面を同時に表示するReal-time Virtual Sonography(RVS)は、3Dボディマークで病変位置の把握が容易になり、Real-time Tissue Elastographyは乳腺のみならずC型肝炎から肝硬変のステージングに使用できないか研究が進んでいることも述べた。その他、放射線測定装置や、超音波骨密度測定装置、X線骨密度測定装置などもITEM2012ブースで展示されるという。
 画像システムについては、渡部 滋氏(メディカルITマーケティング本部)が「ImageConcier」について述べた。新発想の診療データコックピットにより一覧性・俯瞰性が高まり患者ごとの検査履歴を瞬時に把握しやすく、画面レイアウトもワンタッチで好みのレイアウトに変更でき、レポート機能も汎用、内視鏡、健診、エコー、マンモと充実しているという。また、ドクターネット社との協業により読影依頼端末を経由せずに読影依頼と結果レポート受信が可能になる。
 X線製品については小田和幸氏(XRマーケティング本部)が解説。透視/撮影可能視野が42×42cmの「EXAVISTA17」は、大視野FPDでありながら高画質での詳細透視が可能で、マイクロデバイスを用いたERCPなどの手技に有用だという。静音設計のデジタルX線一般撮影システムの「Radnext PLUS」は、ワンハンドコントローラーにより操作性も向上、検査者と被検者にやさしい検査を実現する。その他1回の撮影でコンベンショナル(2D)とトモシンセシス(3D)画像を得ることができるデジタルマンモグラフィ「Selenia Dimensions」、ワイドモニター画面(15型)を搭載したデジタル回診車「Sirius Ubiquitas2」も紹介された。
 CTでは64列マルチスライスCT「SCENARIA」に心臓撮影と被ばく低減の最新技術が搭載されていることを、古曳孝明氏(CT・MRマーケティング本部)が述べた。心臓のみならず全身どの部位も0.35秒/回転で撮影可能で、CardioConductor(心電同期撮影条件自動設定)やCardioHarmony(最適心位相検索)により作業時間が大幅に短縮できるという。また、RSNA2011で初めて展示された横スライド寝台が、ITEMで初展示される。さらに3D専用メガネでCTの3次元画像をステレオ視できるシステムも発表する。
 最後に松島和人氏(応用機器マーケティング本部)から、冷凍手術器の「CryoHit」が紹介された。GALIL MEDICAL社製のCryoHitは、腫瘍に直接ニードルを刺し高圧ガスを用いてニードル先端を冷凍、生体組織を凍結壊死させるという。オープンMRIと併用してMR画像ガイド下で経皮的に治療を行えるほか、CTやX線画像との併用も行われている。この装置を使用した治療は、腎腫瘍凝固・焼灼術(冷凍凝固によるもの)として保険収載もされている。
 2年ぶりに開催となるITEM2012日立メディコブースでは今年の新製品のみならず、昨年展示できなかった製品も含め、充実したラインナップが勢ぞろいする。

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