インテル、新年記者懇親会を開催~2012年の展望を発表~

2012.01.27
吉田和正氏
会場の様子
参考展示されたヘルスキット
 インテル(株)は1月20日、東京會舘(東京都千代田区)にて新年記者懇親会を開催した。
 吉田和正氏(同社代表取締役社長)は、インテル コーポレーションの2011年事業決済及び2012年度の事業展開について次のように述べた。
 まず「2011年通年の売上高は540億ドル、営業利益は175億ドル、純利益は129億ドルと、過去最高を記録した」と述べ、「2011年第4四半期の売上高は139億ドル、営業利益は46億ドル、純利益は34億ドルであった」と発表した。
 さらに2011年を振り返り「ICTが急成長した年だった。その中でインテルの原動力となったのは、新興国における市場の成長と、スマートフォンやタブレットといった携帯端末、クラウドコンピューティング事業の伸長である。また、震災を通じてICTの重要性等を再認識されたのではないかと考えた」と語った。
 また同氏は、2011年7月より着手したつくば市、筑波大学と連携して進めるつくば市における産官学の取り組み「つくば2015:つくばが変わる、日本を変える」プロジェクトについて触れた。同プロジェクトは、2015年に向けて、つくば市における人材要請、起業家支援、コミュニティの活性化及び市民の健康づくりの各分野における改革のためICTを効果的に活用する取り組みとのことである。
 ヘルスケア部門では、日々の健康管理が簡単にできるような環境を提供することで、医療費の削減等への貢献を目指している。
 同氏は「今後も、インテルのコア・コンピタンスである技術イノベーションに注力し、ICT活用の促進を進めていく」と締めくくった。