バイエル薬品

http://www.bayer-diagnostics.jp/

取材製品情報

その他

Radimetrics

 同ブースでは、線量管理システム「Radimetrics」を、造影剤管理も行えるCT用インジェクタStellant Certegra Workstationとも併せて展示。検査実施からデータ管理までの一連の流れをわかりやすく紹介。

 ネットワーク型マルチモダリティ対応線量管理システムである「Radimetrics」は、CT装置、血管撮影装置、透視撮影装置、一般撮影装置、マンモグラフィ装置からなどのDICOMデータを取得し、患者別の被ばく線量データを自動で集計、分析、保存及び院内ネットワーク上で一元管理できる。データの詳細な分析が可能で、装置やプロトコール、検査担当者といったフィルターを設けて必要な情報のみを表示できるダッシュボード機能を搭載、より容易に必要な線量情報を統計処理して分析できる特長を有する。

 さらに、ブースでは、予約者専用のコーナーを設け、より詳細な「Radimetrics」のデモンストレーションも実施。期間中の予約枠はほぼすべて埋まり、同製品への関心の高さがうかがえた。


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RadimetricsとCT用インジェクタStellant Certegra Workstation


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造影剤中注入圧の変化も検査後に確認できる。

造影剤

造影剤

 同社の幅広い領域にて使用される数多くの造影剤。非イオン性MRI用造影剤「ガドビスト注1.0M」や、非イオン性尿路血管造影剤「イオパミロン注150/300/370」などが並び、人通りの多い通路に面する位置にて展示された。

 ガドビストとの識別能向上を目的として、EOB・プリモビストの製品名と用量を記載しているシールの背景色を変更することで、より現場の声に寄り添った仕様となった。


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造影剤ラインナップ


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EOB・PrimovistとGadovist

インジェクター

Mark 7 Arterion

 メドラッド社がインジェクター開発に携わり50年、日本メドラッド株式会社は2017年1月1日にバイエル薬品株式会社に事業統合され、引き続き同社製品開発で培われた安全性や信頼性のもと、より、安心して使用できる「Mark 7 Arterion」は、医療者がより直感的な操作を行うことができるようタッチスクリーンを採用、ヘルプ画面はイラスト付きでわかりやすい仕様となっている。また画面右下には次に行う動作を示すコメント欄が設けられ、注入に必要な情報を容易にかつ確実に得ることが可能となった。

 プレッシャージャケットの前面側からシリンジをワンタッチで取り付けるフロントロードシステムを採用、片手で即時にチューブを装着できる構造としたことで、検査後にチューブを外す際に起こりやすい液だれや感染の危険性を排除し、シリンジ廃棄作業が容易となった。手押し感覚で注入操作が行えるスイッチ「Variable Switch」をオプションで追加することもできる。


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Mark 7 Arterion


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Variable Switch


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ヘルプ画面もイラストでわかりやすい

その他

ゾーフィゴ®静注 

 診断から治療まで、幅広く患者に貢献する同社製品の中でも、特に注目される治療薬。国内初のアルファ線放出医薬品である「ゾーフィゴ®静注」は、去勢抵抗性前立腺癌の骨転移巣に対して抗腫瘍効果を発揮。昨年6月に発売されてから、すでに多くの使用実績をもつ。骨転移を治療することで生存期間の延長とQOLの改善が期待できる。

 同コーナーでは5月に開催されるWebカンファレンスについても紹介。座長を對間博之先生(茨城県立医療大学保健医療学部放射線技術科学科准教授)が務める。


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ブース内に設置されたゾーフィゴ®静注のコーナー

ブースインフォメーション

バイエル薬品 ブースインフォメーション
ブースNo.316



X線線量管理システムRadimetrics
 Radimetrics(ラジメトリクス)は、診断参考レベル(Diagnostic Reference Level:DRL)の運用や被検者ごとの累積線量管理、線量データの収集・解析・分析など、線量情報の可視化が可能な、マルチモダリティ(CT装置、血管撮影装置、透視装置、CR/DXなどの一般撮影装置、マンモグラフィ装置など)の線量が一元管理できるシステム。例えばマンモグラフィでは4方向からの圧迫圧、平均乳腺線量等の詳細データが参照可能なほか、被検者の身長・体重からの統計データの作成ができる。X線線量管理を導入する施設に、診療業務の効率化と線量の適正化を実現する機能を有しているシステムソリューションとして提案される。
 検査装置から発生するDICOM画像、RDSR(Radiation Dose Structured Report)を検査装置から直接受信、もしくはPACS等のシステムを介して受信し、検査で照射されたX線線量に関する情報の保存、CT検査からは実効線量等の計算、Webブラウザによる線量情報参照および他システムへの線量情報の転送などを可能としたシステム。

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X線線量管理システムRadimetrics


CT用インジェクタStellant Certegra Workstation
 造影剤検査情報システムCertegra Workstationを標準搭載したMEDRAD® Stellantインジェクタは、日々進化するIT技術を用い、造影検査終了後、造影情報がCertegra Workstationに自動で保存されることにより、造影情報の記録に時間を割かなくても詳細に保存可能。よって、現場で求められているニーズへの対応、および造影検査毎に被検者情報や注入情報を管理・共有・活用することができ、効率化、安全性の向上も期待できる。
 最大の特徴は、RFIDリーダーを使用しての造影剤情報や、注入完了後の造影検査情報の自動保存。注入完了後、注入結果等の造影検査情報は、Certegra Workstationに自動で保存される。また、Radimetricsで、線量情報と造影情報を一検査単位で確認もできる。
 さらに、インジェクタは検査効率をアップする4つのオート機能(オート・ドッキング、オート・ロード、オート・プライム、オート・リトラクト)を装備している。

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Stellant Certegra Workstation



幅広い造影剤ラインナップ
 バイエル薬品は、非イオン性尿路血管造影剤「イオパミロン注150/300/370」、非イオン性MRI用造影剤「ガドビスト注1.0M」、MRI用肝臓造影剤「EOB・プリモビスト注」をはじめとして、非イオン性脳槽・脊髄・関節造影剤「イソビスト注240」、非イオン性子宮卵管・関節造影剤「イソビスト注300」、点滴静注胆嚢・胆管造影剤「ビリスコピン」、水溶性消化管造影剤「ガストログラフィン」、直接膵管胆道・逆行性尿路・関節・唾液腺造影剤「ウログラフィン」など多くの造影剤を提供することで、幅広く画像診断に貢献している。

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造影剤ラインナップ



セミナー情報
ランチョンセミナー12
日時:2017年4月15日(土) 12:00~12:50
会場:パシフィコ横浜会議センター3階302
司会:阿部 修先生(東京大学大学院医学系研究科生体物理医学専攻放射線医学講座教授)
演者:長縄慎二先生(名古屋大学大学院医学系研究科総合医学専攻高次医用科学講座量子医学分野教授)
演題:Glymphatic system~放射線医学における臨床的意義と脳内ガドリニウム沈着における重要性~


ランチョンセミナー20
日時:2017年4月16日(日) 12:00~12:50
会場:パシフィコ横浜会議センター1階メインホール
司会:高瀬 圭先生(東北大学大学院医学系研究科・医学部放射線診断学分野)
演者:大田英揮先生(東北大学病院放射線診断科)
演題:慢性血栓塞栓性肺高血圧症の診療における画像診断の役割

上村しづ香氏
(ラジオロジー事業部
インフォマティクス
ブランドマネージャー)
 ブースでは、X 線線量管理システム「Radimetrics」のデモンストレーションなども開催しています。骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌治療薬「ゾーフィゴ」のコーナーもあります。ぜひ、ブースに足をお運びください。



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バイエル薬品
ITEM in JRC 2017ブース No.423 パシフィコ横浜展示ホール