WIN17

http://www.win17.co.jp/

取材製品情報

ソフトウェア

手術室向け画像操作インターフェイス

 従来、カテーテル検査や手術中に執刀医やその補助者の両手がふさがった状態で、画像操作を行うことは困難であった。
 同社が開発中の画像操作インターフェイスでは、目を細める・見開く・閉じるなどの様々な目の動きに動作を割り当て、ストレスなく端末を操作することが可能である。
 また、手や音声による操作手法も開発中である。
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その他

スキュータムボード

 技研興業製のスキュータムボードは、鉛を使用していない、硫酸バリウムと石膏を用いた特許技術で鉛に準じたX線遮蔽性能を持つ。
また鉛を使用しないことで、安全性にも優れ、リサイクルも可能な人と環境に配慮した素材といえるだろう。さらに不燃性・遮音性能・経済性の面でも高いパフォーマンスを発揮している。
 スキュータムボードは見た目も美しく、柔剛性や粘り強さがあるため、施工の際に素材がしなることもなく、施工性に優れているなど多くの特長を兼ね備えた素材である。

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ブースインフォメーション

ITEM2017 WIN17 ブースインフォメーション
ブースNo.333


 2016年末よりスタートした新会社「WIN17」。創設者であり前AZE代表でもある畦元将吾氏は、医療現場と患者のニーズをいち早く汲み取り、多彩な経験と発想力で数々の技術を実現させ注目を集め続けている。今、畦元氏が見つめる「未来の医療」への取り組みとは。新会社の方向性について、お話を伺った。

 
新会社WIN17、テーマは「医療業界の発展」「チーム医療の促進」
 「患者さんのためになること。助かる命は助けたい。できることはハードでもソフトでもやっていきたい」。

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畦元将吾代表

 畦元氏が長年関わってきた軸とも言えるソフトウェア開発事業のほか、新会社では医療コンサルティングも手掛ける。新しい取り組みの数々をお話いただいた。

早期発見・早期治療に少しでも役立つソフトウェア開発
 国民の健康寿命の増進を第一の理念とする畦元氏が進めたいという「健康診断の改善」。具体的には、「CTやMRIも毎年の健康診断の情報や年齢に応じて積極的に活用させたい。特にMRIは被曝しないので、健康寿命を延ばす意味でも積極的に検査できる環境を作って行く努力をしたい。その為には検査費用の会社負担や個人負担の軽減、そして病院経営にも負担がかからない仕組みを作る必要がある。それは早期発見、早期治療の実現に繋がり、医療費軽減や労働力の減少の歯止めになる可能性も高いと思う。 また今後はMRIの拡散強調画像の応用ソウトウェアをはじめ新たなソフトウェア開発が大いに期待できる。画像の読影においても、医師が最大限に力を発揮できる画像を常に診療放射線技師が提供する。チーム医療の連携に役立つソウトウェアの開発も進めたい」と語る。

医療の連携を高めるネットワークとソフトウェア開発「メディカルネットワーク」の構築へ
 「CT、MRI、USなど各モダリティ検査同士の画像情報連携が、更に手軽にできるようなソフトウェアの開発をして行きたい」。
 チーム医療を更に拡大させて、システムメーカーと現場の連携強化や各システムメーカーの間で、患者さんを中心に考えた連携が実現する努力をしたい、と語る畦元氏。
 「誰かがやらねばならないのなら、自分も努力したい」。
 まるで夢物語のように聞こえるかもしれないが、同氏は過去に、CTのレーザーカメラ フイルム濃度調整において全メーカーを参集し、一律化を実現させた立役者でもある。これによりモニター画面とフイルム画像が大きく違うなどのクレームは激減した。医療の細分化が進む現代において、本来の意味での「メディカルネットワーク」の助けとなるようなシステムの登場は、更に医療の向上に繋がるであろう。
 畦元氏らしく、チャットを改良したような「メディカルチャット」等ユニークなアイディアも多数飛び出した。その発想は熱意に裏付けられ、いち早い実現を後押しするだろう。

「未来のシールド工事」を行う代理店シールドは1つのモダリティである」
「適正価格で、内容が良く、安心できるようなシールドシステム“シールド工事”を現場に提供したい」。
 畦元氏がこの分野へ進出する理由を語った。
 株式会社WIN17が代理店をするフリージアグループの技研興業株式会社は、シールド工事では、全国トップシェアを誇る信用の高い会社である。今回提案するシールドシステム「シールド工事」はCT、MRI、PET、放射線治療など医療現場のニーズに直結したシステムである。大きな特徴としては、テクノシールドプラスがある。テクノシールドプラスとは、万が一、シールド工事の設計・施工の不具合による放射線・電磁波の漏洩事故が起こった場合、医療従事者・患者・第三者への健康被害・物損事故に対し、5年間・最大5億円まで保証される技研興業株式会社独自の安心なシステムである。加えて不具合箇所の補修工事費用も保険でカバーされる(最大1,000万円迄)。尚、保証資力は、大手損害保険会社にて担保しており、保証が確実に履行される。技研興業株式会社は、現場のニーズを大切に考える会社であり、例えば閉所恐怖症の緩和目的とした、MRI検査中に検査を受ける人が観る事の出来るモニター設置やシステム近くに欲しいライン「配線」口の設置など、現場の意見を反映させた設計、工事をする会社である。
 「シールド工事は、その効果から考えても無くてはならないものであり、1つのモダリティだと考える」。
 例えばMRIにおいては外部からの電磁波を遮断、振動を防ぎ、近年の検査レベルを向上させてきたのは、検査機械だけではなく、「検査室」そのものの改善でもある。そう語る畦元氏が見つめているのは、医療現場の”未来”だ。
 「シールド工事に関係する方々も、医療現場を具体的に理解していただければ更に医療システムの向上につながる。もしかしたら、検査の形が変わるかもしれない。WIN17は医療現場に役立つソフトウェア開発、医療コンサルティング、未来シールドシステムの代理店として医療に貢献する会社である」と語る。
 今回のITEMでは、業務提携するフリージアグループの技研興行株式会社も協賛。斬新な発想による展示の数々は見逃せない。

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「スキュータムボード」PAT.5700844(フリージアグループ 技研興業株式会社)

WIN17
ITEM in JRC 2017ブース No.333 パシフィコ横浜展示ホール