コニカミノルタジャパン

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取材製品情報

医療情報システム

コニカミノルタジャパン 医療情報システム連携BOXサービス

 医療のネットワーク化を幅広くサポートするICTサービス「infomity」によって、地域における医療連携を支えている。
そのサービスのひとつである、「連携BOXサービス」は、複数の施設間において、撮影画像や患者データの共有、患者紹介運用、遠隔読影依頼、救急患者対応時のコンサルテーションなど多種多様な業務をより効率的に行うことができる。
また、連携BOXサービスはインターネット環境とパソコンがあれば利用可能であり、初期費用も安く抑えることができるため、地域医療連携をスムーズに開始するのに最適だと、既に多くの地域や団体で利用されている。

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連携BOXの検査予約サービス。リアルタイムで予約の取得/予約状況の確認が行える。


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連携BOXを利用した地域連携。

X線

AeroDR fine

 AeroDRシリーズの新たなフラッグシップモデルとなるAeroDR fineは、サンプリングピッチを従来の175μmから100μmとすることで、世界最高レベルの解像度を実現、整形の手指骨画像といった微細構造の描出も可能となり、診断精度の向上を可能とした。また、X線量子検出効率(DQE)の向上とダイナミックレンジの拡大により、X線照射量はCRと比べ60%以上の低減化を達成。患者への被曝リスクを大幅に低減させた。このことから、保育器や小児用撮影台などのX線撮影をより安全に実施することが可能となった。
 AeroDR fineよりカセッテ背面の全集に凹凸を設けて指をかけられるよう形状に工夫が施され、片手でもしっかりと保持することが可能となった。また、重量も2.6gと軽く、女性技師でも取り扱いしやすくなったほか、耐荷重・耐落下性能の向上、防水設計(IPX6)とより耐久性能が向上。
 また、ワイヤレスタイプの可搬型DRのため、検診・車載用システム、在宅・災害用システムなどのアクセサリも充実しており、院外活動での利用拡大が期待される。

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特徴的な形状のAeroDR fineのバック板。さらなる軽量化と堅牢性を実現。

X線

胸部動態解析技術

 呼吸/拍動に伴う肺野内構造物(気管支/肺血管)の動的なX線強度変化を解析し、肺野内の換気・血流情報を描出する画像処理技術である。CTやMRIと比較して、立位や座位といった日常生活での体勢で形態・換気情報が得られること、造影剤が不要、低コストなどの利点を有する可能性があり研究が進められている。医薬品医療機器等法未承認。

超音波

Aixplorer

 SuperSonic Imagine社のハイエンド超音波装置で、心臓以外の全身領域に対応可能。セクタ型を除くすべてのプローブでSWEを用いることができ、ほぼ全身において、硬さを数値で定量化できる点が大きな特徴である。また、新しい18MHzの高周波プローブも登場し、より体表に近い部分も高精細に描出可能となった。加えて、ボリュームデータを得られる3Dリニアプローブも搭載しており、3DでもSWEにて観察できる。
 タッチペンが付属しており、パネル上にてトレースなどの操作もできる。


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Aixplorer


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3Dリニアプローブと18MHzリニアプローブ


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タッチペンにてトレース可能。

ブースインフォメーション

ITEM2017 コニカミノルタジャパン ブースインフォメーション
ブースNo.101

 
AeroDR fine
 このたび世界最高レベルの解像度を達成したワイヤレスタイプ可搬型DR「AeroDR fine」を発売した。
 読取サンプリングピッチ100μmを実現したことにより、整形領域、小児撮影などにおける微細構造の描出が可能となり、従来よりも診断精度の向上に期待できる。
 また、高いX線検出効率56%(1mR、1cycle/mm)を実現したことにより、CRに対してX線照射線量を大幅に低減することができる。
AeroDRfine
AeroDR fine
 
 
NEOVISTA I-PACS CX
 新製品I-PACS CXは、多彩な機能を搭載した“Multi Viewing PACS”である。
 基本的なビューア機能に加え、サポート3D処理、デンタル表示、トモシンセシスに対応したマンモグラフィー表示、MFER規格に対応したECGビューア、レポート機能などを搭載し、院内の様々なデータの集中管理に貢献する。
 また、グループ施設などのデータ共有機能を有し、1台のPACSでグループ施設のデータを集中管理することも可能となる。
カタログ画像正面版
NEOVISTA I-PACS CX
 
 
Bone Suppression処理
 Bone Suppression処理は、独自の胸部X線画像データベースをもとに、高度なアルゴリズムで胸部画像の前方肋骨、後方肋骨、および鎖骨の信号を減弱する画像処理技術である。医師が頭の中でイメージしている「肋骨や鎖骨の減弱像」を可視化することで、肺野内の骨に重なる病変が確認しやすくなり、病変の見落とし防止、正常判断の後押し、読影時間の短縮といった効果が期待できる。
BoneSuppression
 
 
●ブース情報
 コンセプトは「ImagingBeyond Imagination/限界を超える、領域を超える、そして想像を超える」。コニカミノルタの技術が、RadiologyとLifeの架け橋となり新境地を目指す。新商品「AeroDR fine」の多様なシーンにおけるソリューションとともに、新画像処理「REALISM」、ICTと融合した診断の新たな可能性「胸部BoneSuppression処理」など最先端の画像処理技術を、画像デモコーナーにて供覧する。I-PACSの連携・業務効率・システム運用改善への貢献、着実に進化を続ける超音波診断装置は診療科別の提案も。さらに新たに介護福祉分野に進出したコニカミノルタは「見守りとケア記録」のワンストップソリューションも紹介。女性特有の疾患の早期発見から治療までをサポートするWomen’s Healthコーナーとあわせて注目いただきたい。
 
コニカミノルタジャパン
 
ITEM in JRC 2017ブース No.101 パシフィコ横浜展示ホール