インテグラル

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取材製品情報

コーナー紹介

ブース紹介

 独国ウルリッヒ社のイメージカラーであるブルーとホワイト、グレーを基調としたデザイン。通路からも見えやすい位置に柱を設置し、よりブース位置を強調する設計とした。ブースでは、CT用インジェクター「CT motion」をはじめとし、MRI用インジェクター「Max3」や肝硬度測定超音波装置「フィブロスキャン」などを展示しており、連日、多くの方々がブースを訪れていた。


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ブースの様子

インジェクター

CT motion

 ドイツのウルリッヒ社製のシリンジレスインジェクター。造影剤ボトルを2本セットしておけるため、検査ごとにボトルを交換する必要がない上、1本目のボトルを使い切るとシームレスにもう1本のボトルに切り替わり、注入を行える。
 昨年のITEMではチューブについては薬機法未承認であったが、昨年6月に薬機法承認がおり、7月から発売を開始。今年のブースは昨年以上に大勢の方が訪れ、本製品への関心の高さがうかがえた。
 平成30年度の薬価改定で、容器単位ではなく、造影剤使用量(mL)単位での請求処理が実現されれば、同製品の普及はより一層進むと見込まれる。海外では、分割注入前提の大容量ボトル方式が一般的になっており、国内でも衛生的かつワークフローの改善と費用削減が期待できるシリンジレスインジェクターが主流となる日がくるかもしれない。


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CT motion


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造影剤ボトル2本と生理食塩液がセットできる

インジェクター

Max3

 CT motion同様、ボトルタイプを採用したMRI用インジェクター。RSNA2016でも展示された同製品は、国内では薬機法未承認であるが、今年中の発売開始を目指している。コンパクトで操作性がよく、検査の効率化が期待できる。チューブ部分はクローズドシステムであり、より安全かつ、衛生的な造影検査を実現している。


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Max3

超音波

フィブロスキャン

 肝硬度と超音波減衰量を非侵襲的に測定し、数値で表示。短時間で簡便な測定を非侵襲的に行える。肋間に当てたプローブからせん断波を肝に向け発振。せん断波伝搬速度から肝硬度を算出し、kPaで表示する。周波数は50Hzを採用しており、より正確で定量的、かつ再現性の高い測定を可能としている。世界75か国で使用され、WHOガイドラインでも使用推奨されており、エビデンスレベルが高いことがうかがえる。
 プローブの種類は2種。体表と肝の距離に応じてMとXLのプローブを使い分けることで、より幅広いシーンにも対応できる。


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フィブロスキャン


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タッチパネルでの操作が可能


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2種のプローブ。体格のよい被検者にはXLプローブを用いる。

ブースインフォメーション

ITEM2017 インテグラル ブースインフォメーション
ブースNo.220

 
CT専用インジェクター
【CT motion】

 昨年7月に発売されたCT専用インジェクター「CTmotion」は、IVR等で使用されるバイアルタイプの造影剤が使用可能である。患者様の医療費を削減しつつ、造影剤自動注入装置では初の2連交差使用での分割注入ができることにより、廃棄造影剤が削減でき病院のコストダウンに貢献する。さらに、バッテリー駆動とBluetooth通信によるケーブルレス運用によって快適なワークフローを提供する。
CTmotion_Sloping
CT motion
 
 
肝硬度測定装置
【フィブロスキャン530コンパクト】

 仏エコセンス社製「フィブロスキャン」は、現在、世界75か国で使用され、本邦でもその知名度は高い。今回、同社とインテグラル社は、新製品「フィブロスキャン530コンパクト」の独占販売契約を締結した。
 同装置は、肝臓内の硬さおよび超音波減衰を定量的に測定する特徴を備えた医療機器であるが、新製品は、よりコンパクトにバッテリーも搭載され、持ち運びが容易になり、日本の検査室内のニーズを満たす仕様となっている。
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フィブロスキャン530コンパクト
 
 
●ブース情報
 今回のITEM2017インテグラルブースは、展示会場の中心部に位置し、青・白・グレーを配した清潔感のある装飾の中、CT motionの実機展示とデモを適時実施します。また、操作方法を分かりやすく解説するVTRも用意しました。「触って」、「使って」、「試してみて」【CT motion】の実力をご体験ください。「The new CT motion」のイルミネーションが目印です!
 
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インテグラル

ITEM in JRC 2017ブース No.220 パシフィコ横浜展示ホール