キヤノンマーケティングジャパン/ キヤノンライフケアソリューションズ/AZE

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取材製品情報

X線

CXDIワンショット長尺 One Shot LL for CXDI Series

 一般撮影で使用しているフルサイズのCXDIワイヤレスセンサを専用架台にセットし、従来3回の照射で実施していた長尺撮影が1回の照射で撮影可能になった。最大3枚までセットでき、上段2枚、下段2枚の撮影にも対応可能。これまでの長尺撮影と比較し、検査時間の短縮、被ばく線量の低減など、患者負担を大きく軽減できる。また、長尺撮影以外の胸部や腹部の撮影も行うことができ、さらに専用架台から簡単にセンサを取り外すことができるため、各撮影部位にも対応が可能、現場の様々な撮影ニーズに応える。

最大3枚のCXDI-401C/G Wirelessをセットできる長尺撮影架台(オートシステム社製)

最大3枚のCXDI-401C/G Wirelessをセットできる長尺撮影架台(オートシステム社製)

その他

3D STL・3Dプリンター

 3次元データから実物大の立体モデルの作成が可能。3D医用画像解析ワークステーション『AZE VirtualPlace』ではDICOM画像より関心領域を抽出し、STL変換アプリケーションにてメッシュ構造で形成されるSTLファイルに変換する。また、マテリアライズ社(ベルギー)のSTL編集ソフトの国内販売をスタートし、高度な編集も可能。例えば血管モデルの作成を行う際は、血管の太さを維持し、血管壁の厚さを指定すると、中空の血管モデルが作成できる。また、骨の実物大臓器モデルは保険適応となる手術がある。3Dプリンターで造形した骨の臓器モデルは、モニタ上の3D画像よりも立体的な位置関係を含めた検討が可能であり、難しい症例を抱えている大学病院の口腔外科、形成外科、整形外科、脳外科での採用が増えている。

石膏用3Dプリンター

石膏用3Dプリンター

画像ITソリューション

Medical Image Place

 一昨年から提供を始めた「Medical Image Place」は、既に遠隔読影インフラサービス、医用画像外部保管サービスの提供を始めている。そして、2016年4月15日より、Medical Image Placeを拡充し、更なるサービスを提供した。これは新たな「医用画像システムサービス」を利用することで、撮影した患者様の検査画像をクラウド上で保管し、いつでも必要な時にクラウド上で閲覧が可能。お預かりした患者様のデータをカレンダーフォーマットにおいてマトリックス表示。これにより、煩雑だったドキュメントデータを一元管理できる。またタブレットを使用して、院内外問わず、どこからでもweb上で写真や診断書も取り込める。これによりクラウド上で、地域で連携した病院とクリニックを結べ、今後はMedical Image Placeをプラットフォームに、3D医用画像解析技術を活用した診断支援アプリ等も展開する予定という。

患者様、一人一人のデータをマトリックス表示することで、時系列で状態の把握が容易に。

患者様、一人一人のデータをマトリックス表示することで、時系列で状態の把握が容易に。

ソフトウェア

ノイズリダクション機能

 ノイズリダクション機能(W.I.P)は、CT画像およびMR画像のノイズを低減。従来のフィルター機能と違い、表示物の辺縁がボケないように処理される。1分間に200〜400枚の画像処理を行うことが可能で、600枚のCT画像の処理がおよそ2~3分で完了する。また予約機能により、バックグラウンドでノイズ低減処理を実行することができるため、必要なタイミングで快適に処理画像を確認できるようになっている。

MR画像 左:ノイズ低減後 右:元画像

MR画像 左:ノイズ低減後 右:元画像


 
Executive Reading Room:遠隔診断、読影医の未来型のワークステーションを今後提案していく。遠隔地の医師同士がリアルタイムで読影画面やレポートを共有、遠隔地の病院への撮影指示をテレビ会議室システムでお互いの顔を見ながらやり取りができる。また、システムへのログインでは、IDやパスワードではなくネットワークカメラを利用した、顔認証システムでシステムを制御し、セキュリティの強化と利便性の向上を図る。

Executive Reading Room:遠隔診断、読影医の未来型のワークステーションを今後提案していく。遠隔地の医師同士がリアルタイムで読影画面やレポートを共有、遠隔地の病院への撮影指示をテレビ会議室システムでお互いの顔を見ながらやり取りができる。また、システムへのログインでは、IDやパスワードではなくネットワークカメラを利用した、顔認証システムでシステムを制御し、セキュリティの強化と利便性の向上を図る。

ブースインフォメーション

ITEM2016 キヤノンマーケティングジャパン/キヤノンライフケアソリューションズ/AZE ブースインフォメーション
ブースNo.436

 
Medical Image Place
 キヤノンマーケティングジャパンが一昨年から提供を始めた、医用画像クラウドサービス基盤Medical Image Placeは、クラウドを利用した様々なサービスを提供します。すでにサービスインしている遠隔読影インフラサービス、医用画像外部保管サービスに加え、ITEM2016では医用画像システムサービスを出展致します。
 本サービスは医療施設内の医用画像をクラウドサービスで管理・共有するサービスであり、医用画像はキヤノン株式会社が提供する「統合医療画像管理システム」にて、画像種別、時系列による表示(マトリックス表示)から閲覧・管理することが可能です。
 また、健診施設の読影ワークフローに適した新サービスも参考出展致します。健診施設様のスピーディな読影、業務を補助するアプリケーションを実装し健診読影ワークフローをより円滑、かつ効率的にするお手伝いが可能になると考えております。
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Medical Image Place

 
デジタルラジオグラフィCXDIシリーズ
 独自開発したピクセルピッチ125μmの平面センサー高精細・高画質を実現したCXDIシリーズ。センサーのサイズは、17×17インチ、14×17インチ、11×14インチの3サイズ。センサーは、シンチレータにガドリニウム(GoS)を採用した標準タイプとヨウ化セシウム(CsI)を採用した高感度・低線量タイプの2タイプから選択できます。豊富なラインナップを取り揃えており、組み合わせて使用することで、お客様のご要望に合わせたご提案が可能です。病院での運用としては、ワンショットでの長尺撮影が、立位・臥位のどちらでも可能になりました。また画像処理に、「散乱線低減処理」も加わり、回診車運用などで効果を発揮。院内でのすべての撮影が対応可能になり、これまで以上に検査効率の向上が図れるようになりました。
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デジタルラジオグラフィCXDIシリーズ

 
AZE VirtualPlace
 3D医用画像解析ワークステーション『AZEVirtualPlace』は「大腸解析」「肺野体積解析」などのオプションソフトウェアから「肺野LAA解析」などの標準搭載ソフトウェアまで、細部に立ち返り改良をしました。
 また、より幅広いユーザー様にお使いただくための整備を進め、読影者にはCT画像ならびにMR画像の「ノイズリダクションソフトウェア」、放射線管理をされる方には「被ばく線量管理システム」、核医学検査をされる方には「隼シリーズ」、実物大立体モデル造形をされる方にはDICOM形式からSTL形式に変換する「3D STL」の機能を提案します。
 ブース内には3Dプリンターとその造形モデルの展示、読影システムなどの展示もございますので、利用シーンが想像できるよう「深く」「広く」展開致します。
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AZE VirtualPlace ノイズリダクションソフトウェア

 
キヤノン
ITEM in JRC 2016ブース No.436 パシフィコ横浜展示ホール