日立製作所

http:// www.hitachi.co.jp/healthcare

取材製品情報

MRI

TRILLIUM OVAL type ORIGIN5

 2015年のITEMで同社の1.5T MRIに初搭載された機能ORIGIN5がついに、3T MRIにも搭載。TRILLIUM OVAL type ORIGIN5として新発表された。ORIGIN5は、DKI(diffusion kurtosis imaging)、乳房検査に応用されたUsability MRS/CSIをはじめとする4つの最先端の機能からなり、ユーザの使いやすさを追求する。

 そのほか、横幅74cmの楕円型ボア、頭部用32ch高感度受信コイルなどが特徴的だ。

 ブースでは、静音技術やMRIに入った様子を擬似的に体験できるVRコーナーもある。1人あたり3分程度、人気のコーナーであるが、お時間があれば是非体験していただきたい。
 

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TRILLIUM OVAL type ORIGIN5
 

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頭部用32ch高感度受信コイル

X線

CUREVISTA

 X線透視撮影システムのCUREVISTAはX線透視撮影をはじめとして、ひとつのワークスペースでの多機能な性能を求めて開発が続けられており、2016年は特に内視鏡トータルソリューションとしてのスタイルを提案する。
 
 内視鏡の画像を見ながら、同時にX線透視像を見る。透視像は新画像処理エンジンFAiCE-V NEXT STAGE1にて処理することで、新開発のMTNR(動き追従型時空間フィルター処理)、M-DRC(動画対応マルチ周波数処理)により、従来に比べ、よりシャープでノイズの低減された画像を描出できる。また、低被ばくにも注力しており、FRC(フレーム間画像補完技術)により低照射レートでもフレーム間画像を補完し、透視線量を低減しながら滑らかな透視画像を撮影することも可能。
 
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CUREVISTA
 
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内視鏡の画像とX線透視像を同時に表示
 
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左が従来画像、右がMTNR処理後
 

超音波

ARIETTA Precision

 ARIETTA Precisionは従来装置とは異なるスリムなボディデザインを採用。21.5インチの大型Touch Panel Monitorはゲインやフォーカスなどの調整が直観的になり、普段、超音波診断装置を扱う機会が少ないスタッフも容易に操作することができる。モニタユニットとベースユニットは無線接続で切り離して運用することができるため、スペースが限られた手術室においても、フレキシブルなレイアウトが可能。また、オプションのRemote Controllerにはエコー画像も表示され、モニタユニットとほぼ同じ操作ができるため、本体から離れた場所での操作も可能となる。全体が清拭ワイプ対応など、手術室をメインに設計された機種ではあるが、その柔軟性から、さまざまなシーンで活用されていくことが期待される。
 
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ARIETTA Precision
 
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タブレットタイプのRemote Controller

ブースインフォメーション

ITEM2016 PSP ブースインフォメーション
ブースNo.417

 
●ブース情報
 2016年4月1日より、株式会社日立製作所は、株式会社日立メディコおよび日立アロカメディカル株式会社を統合し、完全に一体化した経営を進める。
 めざすのは、1人ひとりにクオリティの高い医療を実現すること。ユーザーのニーズを捉え、顧客との協創を通じて、ヘルスケアの新しい価値の創出に挑戦する。
 ITEM2016では、日立のイノベーションを提案する。

 
超音波診断装置
 ARIETTAシリーズに新たに追加された3機種を出展する。Shear Wave Measurement(SWM)の新たな搭載と、Real-time Tissue Elastography(RTE)の機能改善を行い、更にパワーアップした「ARIETTA S70」、外科治療に貢献し急性期医療を支えるというコンセプトから生まれた「ARIETTA Precision」、慢性期及び地域医療を支えるというコンセプトから、POCUS(Point Of Care Ultrasound)及び新規開業医向けに発売した「ARIETTA Prologue」を国内初出展する。
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MRI装置
 「しずかに」「はやく」「かいてきに」をテーマに最新のMRIソリューションを展示する。
 最新の楕円型ワイドボア「OVALシリーズ」は、さらに進化した独自開発アプリケーション「ORIGIN」を搭載。
・頭部拡散強調画像の機能を向上した:DKI
・検査中の動きを低減したMRアンギオ撮像機能:RADAR
・マンモMRスペクトロスコピー計測機能:Breast MRS
など、「ORIGIN」シリーズを磨き上げ、高画質と高機能を実現している。
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X線TV装置
 新画像処理エンジンFAiCE-V NEXT STAGE1を搭載したCUREVISTAを展示する。新開発のMTNR(動き追従型時空間フィルター処理)、M-DRC(動画対応マルチ周波数処理)により、従来に比べ、動きボケ、残像、ノイズ低減した画像が描出可能となった。さらにFRC(フレーム間画像補完技術)により低照射レートでもフレーム間画像を補完し、透視線量を低減しながら滑らかな透視画像を描出できる。CUREVISTAの操作性に加え、透視を併用する手技がより効果的に行える。
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●セミナー情報
ランチョンセミナー8

日 程:2016年4月15日(金) 12:00~12:50
会 場:会議センター 3F 315
テーマ:「定量的磁化率マッピング(QSM)で見える脳の構造と酸素代謝」
Brain Structures and Oxygen Metabolism Visualized by Quantitative Susceptibility Mapping(QSM)

座 長:原田 雅史 先生
(徳島大学大学院 医歯薬学研究部 放射線医学分野)
講 演:工藤 與亮 先生
(北海道大学病院 放射線診断科)

共 催:第75回 日本医学放射線学会総会 / 株式会社 日立製作所

 
ヒタチ
ITEM in JRC 2016ブース No.417 パシフィコ横浜展示ホール