PSP

http://www.psp.co.jp

取材製品情報

PACS

EV Insite R

 同社のビューアEV Insite Rに新機能が追加、このITEM2016で新発表された。
 
 「比較表示機能」では、たとえば2分割した画面の左側が最新画像とし、右側の枠に同モダリティ、同部位の過去画像を参照することができる。参照画像はホイール操作で時系列順に交換でき、ほしい比較画像を手早く表示することができる。また、MRIのようにシリーズの多いモダリティの画像は簡単な操作で、自動的に横一列に並べてくれる。画面分割も10x10分割までとカスタマイズ性が高く、作成した画面構成は5パターンまで保存可能だ。他の症例を見た後でもすぐ以前に見ていた検査の読影画面に戻ることができる。
 
 改良された「オブリークモード」では、今まで別ウィンドウで表示されていたMPR画像を、分割した1画面をオブリークモードとすることで、同一画面に表示可能。疑わしい部位にターゲットを置けば、あとは自在にドラッグして角度を変えてくれる。撮像方向の違う画像を参照しておけば、同期してスライス箇所を表示、ショートカットキーを使えば、ターゲット位置も各画像に表示することができる点も特筆すべきところ。
 また、0.63mmと非常に薄いスライス厚のデータであっても3Dでスムーズに表示できる。
  

比較表示

比較表示


 
オブリークモード

オブリークモード

タブレットビューア

Insite Pad EM edition

夜間や休日の緊急時に、タブレットやスマートフォンなどの端末に参照画像依頼が送信可能。PACSで送信したい画像を選定し、匿名化した画像を外部公開用サーバにアップロード。画像を見てもらいたい相手がメールでURLを受信し、参照ページにジャンプする。参照時パスワードが設定でき、汎用ブラウザからアクセス可能であるため専用アプリケーションは不要だ。画面を開くと、送信者が設定した参照位置からすぐに見ることができ、ピンチアウトで画像の拡大縮小や階調変更も可能。
 
psp
携帯端末でも参照画像が、鮮明に確認できる。

RIS

ARIStation

 放射線業務管理システム「ARIStation」のオプションである自動検査受付システムで、放射線部門の業務をスピーディかつスムーズに。受付で、患者様自身がバーコードをかざすことで、検査の受付・確認が行える。また、大型モニタとの連動で、受付後の待ち人数や待ち時間を表示させることも可能。さらに回転灯との連動も試みており、受付内や別室にいる診療放射線技師等が点灯状況を見て、受付状況を把握できるシステムも今後展開予定。点灯基準は施設に応じて設定が可能。
 なお同社は、放射線治療管理システム「ARIStation RT」にも力を入れている。

自動検査受付器にバーコードをかざすだけで、検査の自動受付が可能。写真左:自動検査受付機 写真右:回転灯

自動検査受付機にバーコードをかざすだけで、検査の自動受付が可能。

ブースインフォメーション

ITEM2016 PSP ブースインフォメーション
ブースNo.133

 
●ブース情報
PSPの展示ブースは、会場の中心近くに位置しています。
広々としたブースに新機能・新製品を含めた主要製品を展示いたします。
ワイドモニターやノートPC、タブレット端末など、さまざまな構成でソフトウェアをご体感いただけます。

主な展示製品
◇PACS:EV Insite net
◇タブレット緊急画像参照:Insite Pad EM edition
◇所見作成支援ソフトウェア:EV Report
◇RIS:ARIStation
◇治療RIS:ARIStation RT
◇クラウド型サービス:CirA-S

 
PACS「EV Insite net」
 皆さまの声を吸収し、専門的なご要望に応えてきたビューアー「EV Insite R」。読影以外のシーンにも便利な機能を搭載し、日々の業務を総合的に支援する。最新機能の一つである比較モードは、自動で過去の類似シリーズを並べて表示。過去比較のレイアウト作成の手間を省き読影の負担を軽減する。また、オプション機能として、EV Insite Rと連携する簡易3Dビューアーを展示する。
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タブレット緊急画像参照「Insite Pad EM edition」
 夜間・休日の緊急時に自宅など医療機関以外の場所での画像表示に便利な「Insite Pad EM edition」。PACSから選択された画像を匿名化して、外部公開用サーバーにアップロード。タブレットやスマホからウェブブラウザーで画像を参照する。端末に画像データをダウンロードしない他、ワンタイムパスワードを設定するなどセキュリティへ配慮。画像参照では、ページングや拡大縮小といった操作にもレスポンスが良い。
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RIS「ARIStation」
 放射線画像撮影業務に必要な情報を、正確に伝達し有効に活用できる放射線業務管理システム「ARIStation」。RI薬剤や医療機器の管理オプションを加えて、さらに活用の幅が広がった。
 「ARIStation」のオプションである自動検査受付では、バーコードリーダーでの受付状況が、回転灯の点灯と連動する。時間外など受付に人がいないときに患者自身で受付処理を行える。
 診断RISに加えて、治療RIS「ARIStationRT」も注目製品である。
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●セミナー情報
ランチョンセミナー31
「快適読影・二次利用を支援する新PACSワザの有用性」

司  会:吉満研吾 先生(福岡大学)
演  者:片平和博 先生(熊本中央病院)
開催日時:2016年4月17日(日)12:00~12:50
会  場:パシフィコ横浜 アネックスホール F205+206
皆さまのご来場をお待ちしております。
 
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ITEM in JRC 2016ブース No.133 パシフィコ横浜展示ホール