JRC2013 オススメ演題@鈴木一史先生(東京女子医科大学)

ITEM2013 Report 国際医用画像総合展 (ITEM in JRC 2013) レポート 新製品 速報:JRC2013 オススメ演題
2013.04.04

JRC2013「オススメ演題」について
鈴木一史先生(東京女子医科大)にお答えいただきました。


【4月12日】

【JRS】CyPos C35 「320列CTを用いた4D CTAによる脳動静脈奇形の評価」
4月12日(金) 15:50-16:44 (414+415)
田尻宏之(湘南鎌倉)
膨大な画像情報を短時間に収集できる4D CTは、脳血管の評価において今後の主力の一部を担うモダリティとなり得ますが、その画像処理や撮像のテクニックは自由度が広いだけに使い方が幅広く、いまだ確立された手法がありません。他の施設でどのようにおこなわれているのか興味があります。

【JRS】特別講演1 「Interventional RadiologyとEBM」
4月12日(金) 9:10-9:40 (Main Hall)
荒井保明(国立がん研究セ中央病院)
IVRはEBMの確立が難しい分野であり、施設や術者ごとに考え方が異なることも多く、この機会に勉強させていただきたいと思います。

【合同シンポジウム1】「進化する画像モダリティとその臨床応用および今後の展望」
4月12日(金) 14:40-16:40 (Main Hall)
豊福不可依(九州大)
学会に参加することの重要な意義の一つは、多くの参加者が新しい技術や知見に同じように触れて共通の理解と認識を確立することであり、最先端ではないけれども必要な知識のエッセンスを集約したシンポジウムは効率の良い生涯学習の場だと思います。

【4月13日】

【JRS】一般演題175 「逐次近似法併用低電圧肝ダイナミック造影CT撮像における投与ヨード量軽減」
4月13日(土)10:40-11:30 (301) 
野田佳史(岐阜大)
逐次近似再構成を用いてCTにおけるエックス線被曝を低減することは日常の検査で当たり前となりつつありますが、逐次近似再構成の次の応用として、低電圧条件を併用した造影剤の減量が次に来るトレンドになり得る可能性があります。逐次近似法を用いていないものの、80kVpの発表が他にも複数あり(一般演題158、159など)、やはり造影剤の減量ができるとしています。

【合同特別企画】「国際基準に基づく医学教育認証評価制度」
4月13日10:30-11:50 (303)
奈良信雄(東京医科歯科大MDセ)
医学教育の分野では大きな黒船が押し寄せてきており、放射線科も例外ではありません。当院でもすでに同評価制度への取り組みを行っています。



教えてください! 先生のコンベンションバッグの中身

 今年から主力となるアイテムは、iPad mini(64GB, Wi-Fi +Celler)です。会場内はWi-Fiが整備されているとはいえ、携帯電話回線も併用できた方が良いのは当然です。問題は回線使用料ですが、北米Verizon版を並行輸入することでSIM lock freeを実現し、低価格なIIJの定額プランでDoCoMoのLTE回線を使用しています。今年は学会の公式iPad対応アプリで抄録やプログラムの閲覧もますます快適になるとのことで、重い紙のメディアを持って歩く必要がいよいよなくなります。昨年は発表用にMacBookAirを持ち歩いていましたが、今年は持って行かないかもしれません。