東芝メディカルシステムズ

http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/

製品情報

CT

Aquilion PRIME

 Aquilion PRIMEの最大の特徴は、0.5mmという非常に薄いスライス厚での高速撮影が可能となっている点だ。更に、高精細でありながら80列検出器と1回転0.35秒という高速回転により精密検査なら5秒以内、広範囲撮影では10秒以内と検査時間の短縮化に貢献する。

 また、東芝では「Minimarize. Visualize.」というスローガンを掲げ、被ばく低減を図りつつも高画質を保つ取り組みを続けている。Aquilion PRIMEに標準搭載されている、東芝独自の低線量撮影技術「AIRD 3D」は、まさにこのスローガンを体現している。「AIRD 3D」は、データ収集された純正データ上で統計学的ノイズモデル、スキャナーノイズモデルを用い画質を改善すると同時に、アナトミカルモデルによりノイズを除去する技術。最大50%のノイズ低減と最大75%(同社比)の被ばく低減を実現。
 この他、InstaViewによって再構成の完了を待つことなく事前に画像を確認することができる、画像の再構成が60画像/秒という高速での画像再構成が可能、といった特徴からトータル検査時間の短縮にも成功している。
 4月より発売となったフルモデルチェンジ版は、780mmのワイドボアを保ちながらガントリ内のユニットの小型化に成功。体積では従来比34%、重量では28%と従来機よりもさらにコンパクトになったことにより、より検査室への設置が容易になり多くの施設に導入することが可能となっている。

780mmのワイドボア

 

CT

Aquilion ONE / ViSION Edition

 第二世代のエリアディテクターを搭載した、同社CTの最高機種である「Aquilion ONE / ViSION Edition」。

Aquilion ONE / ViSION Edition

 同社が培ってきたADCTの技術を基に、320列Quamtum Vi DetectorやX線管などのハードウエア面を刷新したことにより、1回転0.275秒の高速スキャンを実現。780mmのワイドボア設計のため、日常検査の快適性向上や適応範囲の拡大とともに、さらなる高画質・高速撮影を提供しながら1心拍の心臓CT検査が75bpmまで適応拡大し、さらに、小児や救急検査などの動きの抑制が困難な検査においても高い撮影精度を保てる。
 低線量撮影技術「AIRD 3D」を標準搭載しVolume ECと連動しての撮影を行なえば、より低線量での検査が可能だ。
 ADCTの性能を最大限に引き出す各種オプション(デュアルエネルギーシステム、心筋パーフュージョン、ボディパーフュージョン、CT透視など)のアプリケーションも豊富だ。
 また、参考展示として、ADCTの特長をいかした嚥下の動的な撮影も紹介されていた。

マンモグラフィ

MAMMOREX Pe・ru・ru DIGITAL Series

 デジタルマンモグラフィ装置のシリーズ。直接変換方式FPDタイプは、検診用、バイオプシ対応モデルに加え新たに車載用モデルをラインナップしており、この日本初の直接変換方式FPD搭載車載用モデルがITEM2013会場において初公開されていた。温度管理が容易な直接変換方式FPDにより、車載を可能としている。

健診バス

 
 

バス車内の装置設置例 

 
 
 CRタイプは、検診用、車載用でAGD表示通信機能を実現。質の高い検査を提供するために、高画質と高スループットを追求している。同社独自のf-Proc処理・DCF処理により、病変の見易さを向上させており、モニタ診断やハードコピー診断などあらゆる読影環境に合わせた画質に調整することもできる。

X線

Surginix

 ITEM2013で初公開となった新製品のハイエンドデジタル外科用X線装置。ハイビジョンクラスの透視像、300kHUの大容量な回転陽極X線管装置・DSA機能を標準搭載。
 
 

 
 
 1024×1024マトリクスの高精細CCDカメラを搭載し、高精細な透視像を得ることができる。OverTubeモードで使用する際には、管球付近にレーザーポインターを採用してあることで、確認のための照射が不要となり、被ばく低減につながる。DICOM環境もフルサポートしており、ストレージ、メディア、USBなど、オンライン・オフラインどちらの環境でも使用できる。
 
 

超音波

Aplio 500

 新しい画像エンジンHigh Density Beamformingを搭載したAplio 500。新4D表現方法「Luminance」、CT/MRIと連動するSmart Fusion、体幹部用・経膣/経直腸用の2つの新プローブが大きな特長。

Aplio 500

 Smart Fusion機能は、CT/MRI画像によるマクロ位置情報と、超音波画像とのリアルタイムなフュージョンにより、穿刺やRFA等の治療をより安全で確実に実現する。腹部用途のほか、前立腺領域にも対応。

Smart Fusion機能

 また、管腔表示モード “Fly Thru”によって、腫瘍やポリープなどを動的に理解しやすく観察することができる

ブースインフォメーション

【ITEM2013 東芝メディカルシステムズ ブースインフォメーション】
Dブロック
ブースNo.129
 
【エリアディテクタCT】
Aquilion ONE / ViSION Edition
 第二世代面検出器CTとして、全てのコンポーネントを一新。新開発320列Quamtum Vi Detectorに加え、0.275秒回転、ワイドボアなど新たな付加価値を加えた新しい面検出器CTである。
[認証番号]224ACBZX00004000
 

【3テスラ MRIシステム】
Vantage Titan 3T
世界最大クラスの患者開口径71cmに2ch.4portのMulti -phase Transmissionを搭載して全身の高画質を実現。スキャン音も静かな、患者さんにやさしい3テスラMRI装置である。
[認証番号]222ADBZX00004000

 
【医用画像処理ワークステーション】
Vitrea
高度な医用画像処理ソフトウェアを、やさしい操作性でサポート。快適な操作ワークフロー、豊富な臨床アプリケーション、充実したレポート機能を備えたワークステーションである。
[認証番号]224ACBZX00045000

 
【超音波診断装置】
Aplio 500
CTやMRI画像と超音波画像を連動させるSmart Fusionをはじめ、さまざまな新機能を搭載、高精度の診断から治療まで幅広くサポートするハイエンド超音波診断装置である。
[認証番号]222ACBZX00051000

 
【超音波診断装置】
Aplio 300
最上級機の画像エンジンを搭載し、高画質と新しい操作環境を実現したプレミアムクラス超音波診断装置。新機能・新プローブを搭載して新たな臨床価値を提供する。
[認証番号]223ACBZX00028000

 
【X線循環器診断システム】
Infinix Celeve-i INFX-8000C
天井走行式Cアームに起倒機能付きカテーテルテーブルを組み合わせたシステム。穿刺支援や今注目を集めるTAVRをサポートするアプリケーションなど先進機能を実現した。
[認証番号]218ACBZX00004000

 
【外科用X線装置】
Surginix
ハイビジョンクラスの透視像、回転陽極X線管装置・DSA機能を搭載し、DICOM環境にも対応する、ハイエンドデジタル外科用X線装置である。
[認証番号]224ADBZX00200000

 
【乳房X線撮影装置】
Pe·ru·ru DIGITAL Series
FPDタイプは、検診用、バイオプシ対応モデルに加え新たに車載用モデルをラインナップ。読影補助機能によってチーム医療をサポートする運用を可能に。CRタイプは、検診用、車載用でAGD表示通信機能を実現した。
[認証番号]220ABBZX00023000

 
【医用X線高電圧装置】
KXO-50SS
コンパクトと高性能を両立した次世代のX線高電圧装置。25kWから80kWまでコンソールを統一して先進の操作環境を提供している。
[認証番号]224ADBZX00112000

 
【イメージガイド放射線治療リニアック】
Elekta Synergy
一般照射・回転原体照射・高精度放射線治療(IMRT/SRT/ IGRT/VMAT)を可能とする高精度リニアックである。
[認証番号]21800BZY10153000

 
【独立型画像処理装置】
GMS-7700B
心臓SPECT検査に有用なSSPAC法やさまざまな検査に対応した多彩なアプリケーションを搭載。医療環境に適した機能と使いやすさを両立した核医学画像処理ワークステーション。
[認証番号]220ADBZX00100000

 
【医用情報システム】
RapideyeCore
地域医療連携に対応する情報アクセス制御機能と遠隔読影機能を搭載した小規模~大
規模施設向けフィルムレスソリューション。クラウド型外部保存“ H e a l t h c a r e @Cloud”に対応、医療ビッグデータへの備えも万全。

 
 
●セミナー情報
東芝のITEM2013展示スローガンは、Improving the Quality of Life。
Quality of Lifeの向上をめざす新製品・新技術・新ソリューションの臨床成果を、
ランチョンセミナーにてご講演いただきます。
 
1)CTランチョンセミナー
見所:ブース展示新製品“Aquilion ONE ViSION Edition”
の克目すべき臨床成果の本邦初講演です。
【ランチョンセミナー12】
2013年4月13日(土) 12:00~12:50
パシフィコ横浜 会議センター「メインホール」
セミナータイトル: Aquilion ONE ViSION Edition最新臨床応用─ 次世代面検出器CTのあたらしい画像診断 ─
司会:藤田保健衛生大学 片田和広先生
講演1:Aquilion ONE ViSION Editionの頭部領域への臨床応用
藤田保健衛生大学医学部 放射線医学教室 村山和宏先生
 
講演2:Aquilion ONE ViSION Editionを用いた心筋パーフュージョン検査
北海道大学病院 放射線診断科 真鍋徳子先生
講演3:Aquilion ONE ViSION Editionの動態診断への臨床応用
慶應義塾大学医学部 放射線科学教室 陣崎雅弘先生
 
2)MRランチョンセミナー
見所:ブース展示新製品の32チャネルコイルと、3T非造影MRAの最新成果に関する講演です。
【ランチョンセミナー26】
2013年4月14日(日) 12:00~12:50
パシフィコ横浜 会議センター「304」
セミナータイトル:最先端 3T MRIの臨床応用
司会:広島大学大学院医歯薬保健学研究院 放射線診断学研究室 粟井和夫先生
講演1:3T MRIを用いた非造影MRA
東北大学病院 放射線診断科 大田 英揮 先生
講演2:3T-MRI&32ch頭部コイル:脳神経領域における最前線
京都大学大学院医学研究科 放射線医学講座 岡田知久先生

ITEM in JRC 2013ブース No.129 パシフィコ横浜展示ホール