富士フイルムメディカル

http://fms.fujifilm.co.jp/

製品情報

マンモグラフィ

AMULET Innovality

 トモシンセシスに対応した、乳がん検査用デジタルX線撮影装置の最上位機種。

AMULET Innovality

 世界で初めてHCP(Hexagonal Close Pattern)構造のTFTパネルを採用した直接変換型FPDを搭載した装置。X線検出感度が従来のパネルと比べて約2割向上しているため、従来の「AMULET」シリーズよりも低線量かつ高画質の画像を撮影できる(画素サイズは、従来の「AMULET」シリーズと同じ50μm)
トモシンセシス機能には、STモードとHRモードの2つのモードを用意。STモードは検診向けで、撮影時間が短く低線量を優先している。HRモード精検向けで、画像分解能を優先し関心領域にフォーカスを合わせた観察が可能となる。

 また、同製品は新構造圧迫板「FS圧迫板」にも対応(オプション)。受診者の痛み低減を目指して開発されており圧迫板の胸壁部と左右の計3か所にスリットを設けることで、乳房を圧迫する際の圧力を分散する設計となっている。

FS圧迫板
AMULET s車載システム

ビューア

SYNAPSE ZERO

 同社PACS「SYNAPSE」と連携するシンクライアントビューアシステム。PACS上の医用画像を、スマートフォンやタブレットPC等の端末上で表示し、院内外での診断・治療を支援する。

SYNAPSE ZERO

 ブラウザからログインするだけで画像閲覧ができ、ビューワの専用ソフトを携帯端末にインストールする必要はない。そのため、院内外のさまざまな場所から携帯端末の機種やOSを選ばず使用できる。画像の拡大表示も簡単。病棟での回診時に、画像を参照しながら患者の治療経過を確認したり、ベッドサイドで患者に画像を見せながら説明を行うことも簡便に行えるようになる。カンファレンス等でも活用が期待される。

患者情報の匿名化

 過去に撮影したX線やCTの診断画像のリストを患者別に一覧で表示することも可能。匿名化ボタンを押すだけで、画像のように名前・IDを一発で隠すこともできる。その他にも、モバイル端末での活用を想定した各種セキュリティ対策が施されており、安全性も確保している。

医療情報システム

SYNAPSE ERm

 SYNAPSE ERmは、救急患者を受け入れた病院から、院外にいる専門医の持つスマートフォンに患者の検査画像や診療情報を送信し、治療に必要な処置情報を効率良くやりとりすることで、病院内での診断や治療をサポートする。現場での使いやすさにこだわったシステム。

 本システムには、あらかじめ登録された専門医のスマートフォンに患者情報や検査画像を一斉に配信できる「緊急コール」機能が搭載。患者が救急搬送された際に、院内に専門医がいない場合でも、院外にいる専門医から送られた検査や処置についてのコメントを画面に表示することで、担当医は、専門医が駆けつけるまでの診断や適切な治療などの参考にすることができる。検査画像や専門医のコメント、処置の状況は、「タイムライン」上に表示され、診療にかかわる複数の医療スタッフが発症した時点からどのような検査、診断、治療が行われたかなどの情報を共有できる。また、心電図などの生体モニター情報を高画質に表示。波形データ(MFER)を転送しているため、モバイル端末でも細かい波形を表示して確認することができる。

ブースインフォメーション

【ITEM2013 富士フイルムメディカル ブースインフォメーション】
Aブロック
ブースNo.431
 
「先進の画像技術で、あらゆる診療シーンに付加価値を」をテーマに、モダリティとITシステムの融合で、診療のあらゆるシーンに付加価値を提供する最新のテクノロジーやソリューションを展示する。富士フイルムは今年、世界で初めてX線写真のデジタル化を実現したFCRの発売開始から30年を迎える。FCRでつちかった独自の経験やノウハウをもとに技術革新に取り組み続ける富士フイルムの、価値ある製品・ソリューションを体感いただきたい。
 
過去の診断情報を活用し、類似症例を表示するシステム
「SYNAPSE Case Match」

人工知能の技術により肺がんの類似症例を瞬時に検索できるシステム「SYNAPSE Case Match」を展示する。本システムは、過去の症例データベースから病変の特徴が類似した症例を検索し、似ている順に表示するシステム。医師は表示された画像やその診断結果を参考にCT 画像の診断を行うことができ、診断した症例は、登録して教育のために使用することができる。また、同社のレポーティングシステムと組み合わせることで、検索・表示された類似症例の診断結果をもとにして読影レポートの作成を効率的に行うことができる。画像解析技術で過去の診断情報の活用を可能にし、画像診断の可能性を大きく広げるSYNAPSE Case Match をご覧いただきたい。

 
AMULETシリーズの最新鋭ワークステーション
「AMULET Bellus」

高精細のデジタルマンモグラフィを高速表示できる、画像診断ワークステーション「AMULET Bellus」を展示。最新のGPU を搭載し、大容量のマンモグラフィ画像データを素早く表示することができる。また、比較読影の際1 画面上で2 枚の画像を交互に連続して表示する高速切替表示機能を搭載。関心領域を位置合わせした上で切替えられるので、関心領域へ視線の移動をすることなく、変化した部分が認識しやすくなった。その他、臨床画像からシェーマを自動作成する機能など独自の画像認識技術を使用した新機能搭載で、読影からレポート作成までのワー
クフローを1 台でサポートする。多彩な機能でより読影がしやすい環境を提供し、診断における付加価値を提供するAMULET Bellus を体感いただきたい。

 
●セミナー情報
「類似症例検索システム(SYNAPSE Case Match)の臨床評価と対象疾患拡大に向けた開発」
日時:4 月12 日(金)12:00 〜12:50
会場:ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル 1階 シルク
司会:村田喜代史先生(滋賀医科大学放射線医学講座教授)
演者:久永隆治(富士フイルム株式会社メディカルシステム開発センター)
遠藤正浩先生(静岡県立静岡がんセンター画像診断科部長)
 
「デジタルマンモグラフィ最新情報2013」
日時:4 月13 日(土)12:00 〜12:50
会場:パシフィコ横浜 会議センター 3 階 304
司会:川島博子先生(金沢大学医薬保健研究域保健学科教授)
演者:市川勝弘先生(金沢大学医薬保健研究域保健学科教授)
遠藤登喜子先生(国立病院名古屋医療センター放射線科部長)
 

ITEM in JRC 2013ブース No.431 パシフィコ横浜展示ホール