64スライス、128スライスのラインナップを強化したIngenuity CT。
第四世代逐次近似再構成法「iDose4」による画質向上・被ばく低減・アーチファクト抑制・造影剤量の低減、といった効果が、臨床上どのように真価を発揮するか、国内の症例を多く紹介して、画質の高さを実証していた。

 
 
画質を維持したままで被ばく低減と空間分解能向上を同時に実現する「iDose4」。
低線量撮影でのノイズを抑えながら高い画質を担保。冠動脈の狭窄も明瞭に描出する。

Ingenuity CT(128スライス)。iDose4 Level4,120kV,600mAs,CTDI39.3mGy,Eff dose:6.6mSv

 
 
高周波関数における画質の向上は、iDose4の得意とする領域。
また、Ultra High Resolution(UHR)モードでは、iDose4との併用で肺の微細構造まで明瞭に描出されている。

 
 
金属アーチファクトを大幅軽減する”O-MAR(Orthopedic Metal Artifact Reduction)”。
整形外科領域での、金属インプラントを入れた患者のCT検査に対応する新たな再構成法だ。
操作も「再構成条件に金属アーチファクト除去のチェックを入れるだけ」というシンプルなものだけに、臨床有用性の高さが伺える。