4月13日に発売開始となったIngenuity TF PET/MR。フィリップス初のPET/MR装置となる。
2010年に発表され、グローバルではすでに8施設稼働開始している。
「Achieva 3.0T TX」と、Time-of-Flightテクノロジー搭載のPETを組み合わせており、従来のAchieva用のコイルが本装置でも使用可能。

モックによる展示

 
 
MRIとPETはそれぞれ独立しており、中央のベッドが回転・移動する仕組み。
PET用試薬注射後の安静時間をMRIの撮影に当てることで検査時間を圧縮できる。
基本的な全身のPET/MR撮影は20分程度で完了する。

腫瘍の全身検索

 

前立腺のFusion画像

 
 
PET/MRという全く新しいモダリティによって期待される臨床メリットとしては、小児の画像診断や頭部領域(特にアルツハイマー病など)が挙げられている。