NEWS 2007.12.12

GE横河メディカルシステム、Signa甲子園2007を開催


 GE横河メディカルシステム(株)は、12月8日東京ミッドタウンホール(東京都港区)にて、Signa甲子園2007(MR Signaユーザーズミーティング・全国大会)を開催した。Signa甲子園は同社製MRI「Signa」のユーザーが、その撮影テクニックを競うもので、今年で3回目の開催となる。
  今回は予選に参加した25のユーザーズミーティングの中から選ばれた、6ブロック13名の代表が撮影の技術や画像の美しさなどを競い合った。各代表者による発表が行われた後、審査員によって受賞結果が発表された。結果は表1の通り。

左から、小林昌樹氏、飯塚明寿氏、平野謙一氏

小林正人氏

高橋光幸氏

土橋俊男氏

原田邦明氏

会場風景

 金賞の小林昌樹氏の発表内容は以下の通り。呼吸同期兼用Single Shot FRFSE 3D-MRCP(SS FRFSE 3D-MRCP)は胆道系の描出に有用であるが、濃縮胆汁症例においてはT2短縮効果により胆嚢管が描出されず、胆摘術前検査としては不十分でありDIC-CTの追加検査が余儀なくされる。そこで腹部領域において脂肪抑制を付加した3D-FIESTAを使用し、息止めによる広範囲かつ、高分解能画像を描出した。
  銀賞の飯塚明寿氏は、RFの出力調整・制御法を正しく知りその特性を利用することでMRAの画質向上が可能であると述べ、血管末梢描出能が向上した例を紹介した。
  銅賞の平野謙一氏は、SWI処理画像では黒い信号塊のようになり、どこまでが血栓なのかわかりずらいため、脳実質を明るく、血管を明るく、血栓を黒く描出する方法を紹介した。
  最後に、小林正人氏((財)長野市保健医療公社 長野市民病院)が「How to Signa躯幹部拡散強調画像-Signaによる拡散強調画像の進め方-」と題して特別講演を行った。同氏は「1枚のMR画像からの情報を見逃さず創意工夫をし、よりよい画像情報を提供することが、我々の使命である」と語った。

実行委員長 高橋光幸氏(国家公務員共済組合連合会 横浜栄共済病院)コメント
  休憩時間にも皆さんシャウカステンの前に集まり画像の話をされていて、関心の高さが伺えました。本日は230名の方々に集まっていただき、企画した立場として大成功ではないかと思います。来年以降も継続してこの会を行っていきたいと思います。ぜひ来年もよろしくお願いします。

実行委員長補佐 土橋俊男氏(日本医科大学付属病院)コメント
  受賞された演題は3演題だけですが、点数の差は本当にわずかしかありませんでしたので、今回発表された13演題すべてが素晴らしかったのではないかと思います。

審査員 原田邦明氏(札幌医科大学附属病院)コメント
  全国のユーザーズミーティングの中から勝ち抜いてこられただけあって、たくさんの工夫が見られました。この場で発表されることで、それが全国のSignaユーザーに行き渡る、本当に価値のある会だと思います。

表1
金賞 小林昌樹氏
(財)長野市保健医療公社
長野市民病院
「Gate Free 3D-Fat Sat FIESTAを使用した濃縮胆汁症例における胆道系の描出」
銀賞 飯塚明寿氏
りんくう総合医療センター
市立泉佐野病院
「MR Angioでのひと工夫」
銅賞 平野謙一氏 国家公務員共済組合連合会
横浜栄共済病院
「急性期脳梗塞に使える!! 3-Contrast Long TE SPGR」


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