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NEWS 2007.12.10
東芝メディカルシステムズ、世界初320列 最新型CT装置
“Aquilion ONE"
の発表報告会を開催!
東芝メディカルシステムズ(株)は、2007年12月6日、ウエスティンナゴヤキャッスル(名古屋)において、「INTRODUCING AREA DETECTOR CT SEMINAR 2007」を開催した。
同社はRSNA2007にて、1回転で最大16cmの範囲を0.5mmスライス厚で撮影可能なX線CT装置“Aquilion ONE"を展示・発表した。脳や心臓を1回転で捉え、また4次元データの収集が可能となる。これまでのCTでは困難であった、形態と機能診断に必要なデータを広範囲に短時間で収集することを可能にする新しい概念のCTである。
はじめに同社大久保 優氏がAquilion ONEのシステムの概要、開発の経緯、技術的な説明をした。氏は同機の最大の特徴について「従来の64列CTでは、心臓を1回転で撮影することができないため、ヘリカルCTで5〜10秒掛けて撮影していたが、同機は、0.35秒(1回転撮影スピード)で最大16cmの範囲を0.5mmスライス厚でカバーできる。また、心臓検査では被曝を約1/4に低減可能である」とし、新しいモダリティへと生まれ変わり、10年間に及ぶ構想が実現したと述べた。さらに、新機能としてDose Gurd機能を標準搭載している。この機能は、検査時の線量値を一目で把握でき、線量の掛けすぎを知らせるシステムが搭載されているとのこと。最後に、同機は血管造影検査やSPECT検査と代替の可能性もあると期待を示した。本年10月に世界で最初に藤田保健衛生大学において臨床が開始され、現在、米国ではJohnsHopkins大学、Harvard Medical School、ドイツではベルリンHumboldt大学、カナダではUniversity Health Networkの5施設で臨床評価を実施しているとのことだ。
続いて、長縄慎二氏(名古屋大学)が座長を努め、片田和広氏(藤田保健衛生大学)がAquilion ONEの最新臨床データ報告をした。氏は、頭部、心臓、胸部、腹部の各部位における有用性を臨床例と共に述べた。頭部について「複数位相の画像を加算、減算することが可能なため、骨をサブトラクションしたDSAのような画像や、血管とパフュージョンの融合など、さまざまな画像を得ることができる」とし、脳腫瘍、髄膜種の症例を示しながら同機での優位性を詳細に説明した。次に循環器領域について「心臓のような動く臓器でも、1回転で撮像できることが非常によい。64 列とCurved MPRの比較をしてみると、320列の方が石灰化も鮮明に描出できノイズのない奇麗な画像を得る事ができた」と述べた。また、カルシウムスコアリングや、被曝を大幅に低減した冠動脈撮影を一連の撮影で行うことが可能とのこと。胸部や腹部においては、64列と比較しても撮像時間はあまり変わらないが、1.2シーベルトと被曝量低減のもと検査ができると強調した。
最後に、同機は日本の医療機器メーカで初めての上級機仕様製品で最も画期的な製品である、今後の活躍に大いに期待したいとし講演を締めくくった。
会場は、約200名の医学関係者を迎え満席となり、本セミナーへの関心の高さが伺えた。また、会場にはAquilion ONEのガントリー部分のみの展示もされていた。
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