NEWS 2007.9.5


東芝メディカルシステムズ

The Best Image in Ultrasound 2007を開催


 東芝メディカルシステムズ(株)は9月8日、品川グランドセントラルタワーにて、The Best Image in Ultrasound 2007を開催した。
  まず同社超音波事業部長・辻野弘行氏が開会の辞を述べた後、上位入賞画像の発表が、心臓血管部門、腹部表在部門別に行われた。

■心臓血管部門受賞者一覧
審査員は吉川純一氏(大阪掖済会病院)、松尾 汎氏(松尾循環器科クリニック)、竹中 克氏(東京大学医学部附属病院)、平井都始子氏(奈良県立医科大学附属病院)
<最優秀賞>
東邦大学医療センター大橋病院/藤崎 純
<優秀賞>
国立循環器病センター/水田理香
公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センター /原田幸江
医療法人札幌中央病院/澤田美佳
<準優秀賞>
医療法人医仁会武田総合病院/西山陽子
医療法人社団日高会日高病院/澤田智恵
(財)太田総合病院附属太田西ノ内病院/山寺幸雄
葛飾赤十字産院/島 義雄

■腹部表在部門受賞者一覧

審査員は水口安則氏(国立がんセンター中央病院)、畠 二朗氏(川崎医科大学附属病院)、金田 智氏(東京都済生会中央病院)、森安史典氏(東京医科大学)
<最優秀賞>
川崎医科大学/眞部紀明
<優秀賞>
大阪府立母子保健総合医療センター/濱中拓郎
山梨大学医学部附属病院/望月直子
医療法人社団青葉会牧野記念病院/細見清子
<準優秀賞>
藤枝市立総合病院/林健太郎
医療法人豊田会刈谷豊田総合病院/前田佳彦
社会保険紀南病院/木下博之
東邦大学医療センター大森病院/丸山憲一
東邦大学医療センター大森病院/工藤岳秀


藤崎 純氏
 
眞部紀明氏
石井克尚氏
橋本秀行氏
会場風景
Artida

最優秀賞には、心臓血管部門に藤崎 純氏(東邦大学医療センター大橋病院)、腹部表在部門に眞部紀明氏(川崎医科大学)が選ばれトロフィーの授与が行われた。
  審査員の総評として、心臓血管部門の松尾 汎氏(松尾循環器科クリニック)は「最優秀賞は、この画像のおかげで患者さんが適切な治療を受けられたという、まさに臨床に役立った画像。また、機器の性能だけでなく診療放射線技師の力量も大事。機器と人間のコンビネーションで開発品をうまく生かしていかなければならない」と述べた。
  続いて腹部表在部門の水口安則氏(国立がんセンター中央病院)は「今回も多くの新しい技術が見られた。ソナゾイドの導入で超音波は飛躍的に発展するだろう。今後、超音波でないとできない診断が増えていくのではないか。我々もそれに対応していかなければならない」と話した。
  審査委員長の吉川純一氏(大阪掖済会病院)は「超音波診断を今後さらに伸ばしていくためには、若い医師のモチベーション向上が必要。機器の開発には多くの人員、エネルギー、開発費が掛かるだろうが、日本の超音波機器は、東芝メディカルシステムズ(株)無くしてはあり得ない。このThe Best Image in Ultrasoundは社会的使命として続けていって欲しい」と語った。
  特別講演も併催され、はじめに石井克尚氏(関西電力病院)が「2D speckle tracking imageを用いた虚血性心疾患への臨床応用」と題して講演した。2D speckle tracking imageは心筋の虚血の度合いを色分けして表示することができ、またSI-DI値を用いて定量的に虚血を見極めることができることを示した。石井氏は2D speckle tracking法を用いた虚血発作後のdiastolic stunningの検出は、新しい心筋虚血の診断法となりえると結論した。
  次に橋本秀行氏(ちば県民保健予防財団総合健診センター)が「乳がん検診における超音波診断の役割と今後の展望」と題し講演。マンモグラフィと超音波検診それぞれのメリット、デメリットを検討した上で、超音波検診には臨床についての理解と医師と診療放射線技師の信頼関係が大切であると述べた。
  また、東芝メディカルシステムズ(株)との共同研究で開発中の、微細石灰化が強く見えるフィルター「firefly」も紹介した。
  東芝メディカルシステムズ(株)常務営業本部長・鷲尾信宏氏は閉会の辞で「今後とも製品開発を続けながら、皆様と共にこの会を続けていきたい」と締め括った。
  また、会場では同社製超音波装置の製品展示会が催されており、「Aplio XG」や、来年発売予定の新製品「Artida」が展示されていた。「Artida」は循環器領域の新製品で、心臓の3D画像をリアルタイムに表示することができるCardiac4Dを搭載。また、診断に必要な情報を、簡単に視覚化できるのも特徴である。

 

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