NEWS 2006.11.17



GE Healthcare、
「Healthcare Re-imagined. GE最先端技術セミナー〜CT、MR、PACSの最前線〜」を開催



矢原史朗氏

山口敏雄氏

原田智雄氏

佐藤浩三氏

今井 裕氏

小川健二氏

松永敬二氏
GE Healthcareは、11月10日、パンパシフィック横浜(神奈川県・横浜市)において、「Healthcare Re-imagined. GE最先端技術セミナー 〜CT、MR、PACSの最前線〜」を開催した。

セミナー開催に先立ち、矢原史朗氏(GE Healthcare常務取締役)より、新しい技術による新しい検査というメーカの夢を実現するため、セミナー開催協力のインテル(株)と協力し、ITを使ったより良い製品作りに邁進していくとの挨拶が述べられた。

セミナーは、川崎市立多摩病院副院長の山口敏雄氏が座長を務める中、同院循環器科部長の原田智雄氏による「循環器ネットワークの最新事情」と題した講演から始まった。まず、同院循環器科の前身となった聖マリアンナ医科大学東横病院内科(循環器科)における循環器患者を取り巻くインフラ状況の問題点を列挙。今年2月に開院した川崎市立多摩病院循環器科に、循環器分野におけるデータ、レポート、検査等を管理する「Centricity Cardiology Xi2」を導入するに至った経緯を説明した。結果的に、循環器疾患患者情報の統合と履歴管理が出来、心配された他社製電子カルテとの連携もスムーズであるという、循環器ネットワーク導入の効果を述べた。

次に、慶應義塾大学医学部の佐藤浩三氏による「64列MDCTの活用と新しい試み」と題した発表が、東海大学医学部の今井裕氏を座長に迎え行われた。多列化やデュアルエナジーといった流れがあるMDCTの、どういった話しが聞けるか楽しみだとした今井氏の言葉に、「デュアルエナジーの話を入れておいて良かったです」とまず会場の笑いを誘った佐藤氏。16列と64列のMDCTにおける病変検出能を比較し、specificityにおける診断精度が格段に向上したことを説明。SnapShot Pulse、Volume Dual kV(※)、超高分解能MDCT(※)それぞれの研究と機能の向上により、被曝、重度石灰化、空間分解能といった問題を低減させていくことができるだろうとの展望を示した。 ※WIP

最後に、日本鋼管病院副院長小川健二氏が座長を務め、北里大学医学部の松永敬二氏が「GE社製の最先端MRI装置における使用経験」と題した発表を行った。まず、Fast SPGRとLAVAの3D Dynamic撮像画像の比較結果を示し、LAVAが膀胱癌、子宮体癌などさまざまな癌の診断に有効なシーケンスであることを説明した。撮像の高速化、高分解度の影響により時間分解能が向上し、任意断面の再構成が可能となり、広範囲の撮像ができるようになったことを示し、今後のワークフローの変化について展望を述べた。また、放射線科医が少ないとの問題に触れ、技術の向上とともに読影可能な放射線科医の増加を切に望んでいた。

全国7ヵ所で行われてきたセミナーは、今回の横浜での講演が最終となった。会場はほぼ満席で若い参加者が目立ち、GEの最先端の技術と今後の発展に寄せる、放射線医療関係者の期待の高さが伺われた。


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