幡生寛人氏の論文、「The New England Journal of Medicine」に掲載

2013.09.27

弊誌Rad FanのAdvisory Boardである幡生寛人氏 (Brigham and Women’s Hospital,Harvad Medical Scool)らによる論文が、2013年6月に発刊された、「The New England Journal of Medicine」に掲載された。
本研究は、AZE Virtual Placeを用いて胸部CT 2,633例の読影・評価が行われている。この研究によって、ムチン5B をコードする遺伝子であるMUC5Bの頻度が高いMUC5Bプロモーター多型が一般集団の間質性肺疾患に関連することが明らかとなった。これまで、MUB5Bが特発性肺線維症に関連していることがわかっているが、間質性肺疾患との関係は確認されていなかった。

MUC5B promoter polymorphism and interstitial lung abnormalities.
Hunninghake GM,Hatabu H,Okajima Y,Gao W,Dupuis J, Latourelle JC, Nishino M, Araki T, Zazueta OE, Kurugol S, Ross JC, San José Estépar R, Murphy E, Steele MP, Loyd JE, Schwarz MI, Fingerlin TE, Rosas IO, Washko GR, O’Connor GT, Schwartz DA.
N Engl J Med 2013 Jun 6;368(23):2192-2200,2013

「The New England Journal of Medicine」は2013年7月時点において51.6のインパクトファクターを有し、Insetitute for Science Informationから報告されているJournal of Citation Reportにおいても世界医学雑誌ランキング・医学総合部門で第一位にランクされている、世界で最も権威のある週間総合医学雑誌のひとつ。