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ギブン・イメージング社、2012年第4四半期業績と通期業績を報告

 ギブン・イメージング社(NASDAQ: GIVN、イスラエル・ヨクネアム)は、このほど2012年12月31日を期末とする2012年第4四半期業績と2012年度通期業績を発表した。
 2012年第4四半期の総売上高は、前年同期の4,850万ドルに対して4,870万ドル。2012年第4四半期のGAAP(米国会計原則)ベースの売上総利益率は、前年同期の77.4%に対して74.6%。2012年第4四半期の非GAAP(米国会計原則)ベースの売上総利益率は、前年同期の77.9%に対して76.1%だった。
 2012年第4四半期のGAAPベースの営業利益は、前年同期の490万ドルに対して360万ドル。2012年度第4四半期の非GAAPベースの営業利益は、前年同期の710万ドルに対して700万ドルだった。
 売上総利益と営業利益はSmartPill Corporationの資産買収の影響により減少した。2012年第4四半期および通期の営業利益への影響額はGAAPベースおよび非GAAPベースでそれぞれ130万ドルと30万ドル。2012年第4四半期におけるSmartPillの売上高は60万ドルだった。
 2012年第4四半期のGAAPベースの純利益は、前年同期の560万ドル、1株当たり利益0.18ドルに対し、510万ドルと0.16ドル。2012年第4四半期の非GAAPベースの純利益は、前年同期の770万ドル、完全希薄化後1株当たり利益0.25ドルに対してそれぞれ3%増の790万ドルと0.25ドルだった。
 2012年第4四半期および通期の営業活動によるキャッシュフローはそれぞれ1,100万ドルと2,780万ドル。2012年12月31日時点の現金および現金同等物、短期投資および有価証券の総額は1億2,410万ドルだった。
 ギブン・イメージング社のホミ・シャミール社長兼最高経営責任者は「2012年は、GAAPベース、非GAAPベースともに記録的な純利益を上げることができ、大変嬉しく思っております。アメリカ地域の売上高は6%増と堅調でしたが、その他の国・地域では、長引くヨーロッパ経済の低迷、日本における商業戦略の変更による遅延、中国の売上減が売上高に影響しました。しかし、2013年はギブン・イメージング社にとって大きな転換の年になると期待しています。目標は2桁成長に戻すことです。消化管疾患の可視化、検出、モニタリングを可能にする製品ラインを包括的に取り揃えて市場を拡大することに加え、小腸用の次世代カプセル内視鏡となるPillCam(r) SB 3をはじめとする革新的な新製品も発表していきます。PillCam(r) SB 3は今年第1四半期内にヨーロッパで、今年後半にアメリカで販売を開始する予定です」と語っている。

 

●お問い合わせ
ギブン・イメージング株式会社
広報代理:株式会社ブレインズ・カンパニー
TEL:03-3496-1091
URL:http://www.givenimaging.com/jp/Pages/default.aspx

  • その他 島津テクノリサーチ

    島津テクノリサーチ、新生児マススクリーニング検査受託事業を開始グループ内シナジーで新生児の健康に貢献

     島津製作所の受託分析子会社である株式会社島津テクノリサーチ(以下STR、京都市)は、4月18日にPCR検査「拡大新生児マススクリーニング検査」(以下本サービス)の受託事業を開始した。本サービスで発症の可能性を検査できる疾患は、重症複合免疫不全症(SCID)やB細胞欠損症(BCD)、脊髄性筋萎縮症(SMA)である。いずれも、発症者が数万人に1人の「希少疾患」だが、発症すると重篤な症状を引き起こすため、生後すぐの検査による発症前の発見および治療開始が重要である。本サービスで行う検査は、4月8日にSTRの衛生検査所における検査項目として、京都市に登録された。STRは病院や分娩施設などに本サービスを提供して、新生児の健康に貢献していく。

     新生児マススクリーニング検査は、疾患の発症可能性を調べて投薬・治療の機会を提供するために実施する。SCIDやBCD、SMAのマススクリーニング検査を実施する自治体は2024年1月時点で40都道府県で、国内の全新生児への検査は実現できていない。現在、全新生児に対する公費検査の実施に向けて、こども家庭庁による実証事業が始まるなど、社会課題として取り組みが進んでいる。

     本サービスでは、島津グループの臨床事業における開発・製造販売子会社である島津ダイアグノスティクス株式会社(SDC)製のPCR試薬キット「TKSneoFinder」を利用する。「TKSneoFinder」は、通常の試薬に必要な冷凍が不要で、冷蔵保存できる。また、試薬の調製が不要で、検査業務従事者のスキルに依存せず安定的な結果が得られる。STRは、SDCの試薬を活用してSCIDやBCD、SMAのマススクリーニング検査の全国的な普及に貢献する。

     島津テクノリサーチは、2020年6月から新型コロナウイルスのPCR検査機関として、のべ4万人を検査して、感染症拡大の阻止に貢献してきた。また、島津グループで開発した製品・技術を臨床分野において社会実装する際には、臨床検査機関としての知見を活かして法令・規制対応を支援している。今後は、SCIDなどに続き、島津製の液体クロマトグラフ質量分析計を用いた「先天性代謝異常症」の新生児マススクリーニング検査の受託事業も開始する予定である。島津グループ全体で、製品・技術を速やかに社会実装して、新生児の健康や健康長寿社会の実現に貢献していく。

    衛生検査所内の拡大新生児マススクリーニング用検査機器
    受託検査の様子

    問い合わせ

    コーポレート・コミュニケーション部(京都本社)
    京都市中京区西ノ京桑原町1
    電話:075-823-1110
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