『Trend Frontier ~担当者に聞く機器&日常のススメ~』第10回

2011.09.05
adore(アドア)MX-116
PX-20HF Plus

『Trend Frontier ~担当者に聞く 機器&日常のススメ~』は、
メーカご担当者様に注目製品だけでなく、ご自身についても
語っていただくコーナーです!

第10回は、㈱ケンコー・トキナーの高橋光太郎氏に、
ご担当されているX線装置を中心とする
メディカルイメージング部門の製品について
ご紹介いただきました!

●貴社製品についてのご質問

・ご担当の製品についてお教えください。

カメラアクセサリから医療機器まで幅広く画像・映像関連製品を手がける弊社の中で、X線装置を中心とするメディカルイメージング部門の責任者です。

・その製品の特徴をお教えください。
・その製品はどのような場所での活躍が期待できますか。

弊社の製品の多くは「小型」「移動式」がキーワードであり、回診用X線装置「adore(アドア)MX-116」とポータブルX線装置「PX-20HF Plus」がその代表機種です。
高齢化が進み、患者さんの自宅での往診や老人施設でのX線撮影ニーズが高まっています。弊社の回診車やポータブル装置であれば、X線室の外すなわち病室や患者さん宅、老人施設などでもクオリティの高いX線撮影が可能になり、早い段階で精度の高い診断が立てられます。

・今後その製品はどのように発展していき、どのような分野に活躍の場を広げていくとお考えですか。

今後は、弊社移動型X線装置をFPDに接続して、撮影場所で即座に画像を確認することが主流になると考えています。必要な場所で即座に画像が確認できることで、災害現場、救命救急室など緊急性の高い現場でのニーズに応えられるようになり、お一人でも多くの方の生命を救うことができれば会社としてこれ以上うれしいことはありません。弊社でも今秋FPDシステムをリリースする予定です。
 
 

●ご担当者様自身についてのご質問

・今、日々の生活の中で疑問に思っていることはございますか。

私が子供の頃は、今日より明日のほうが便利で豊かでよりよい世の中になると信じていたので希望がありました。しかし今は子供でも将来の不安を感じとっているようで、どうも元気が無いように思います。これからの低成長時代になんとか子供たちが「早く大人になりたいな」と思えるようにするにはどうすれば良いのかと思っています。

・休日は何をされていますか。

珍しいのですがパイプオルガンを演奏することと大阪の近代史について調べることが趣味です。気候が良い時はよく自転車や徒歩で街を散策しています。

・おすすめのリラックス方法は何ですか。

仕事と全く違う趣味に没頭すると、仕事の時とは別の脳の部分を使ってバランスがとれるような気がします。

・血液型をお教えください。

B型(みんなから典型的なB型だと言われています)。

・座右の銘をお教えください。

「猿が読むのだと思って書け」
福澤諭吉が、難解な文章を書いていた尾崎行雄を戒め、誰にでも分かるように本を書くことの重要性を説いた言葉です。
難しい話を難しく話したり書いたりすることは実は簡単です。専門用語を並べれば良いからです。逆に、難しいことを易しく説明するためには自分がそのことを完全に理解していなければならないのでとても大変です。社内では営業から技術者まで異なる分野の専門家同士のコミュニケーションが重要ですので「当部門ではどんな専門的な内容でも私が理解できないような話し方をするのは禁止」といつも言っています。

・今後の目標をお教えください。

デジタル化で新しいX線システムの活用法が生まれつつあると考えています。デジタル時代ならではのニッチで特色ある製品を世に出し、より迅速で的確な診断ができるようなお手伝いをしていきたいです。

株式会社ケンコー・トキナーメディカルイメージング部
高橋 光太郎
TEL:大阪0721-98-5599/東京03-5982-6545
URL:http://www.kenko-fmi.jp