『Trend Frontier ~担当者に聞く 機器&日常のススメ~』第8回

2011.08.08

『Trend Frontier ~担当者に聞く 機器&日常のススメ~』は、
メーカご担当者様に注目製品だけでなく、ご自身についても
語っていただくコーナーです!

第8回は、(株)ミューの大塚氏に消化管の検査を目的とした
自走式カプセル内視鏡についてご紹介いただきました!

胃生体実験時にSPCEから撮影した胃壁の生体写真
胃生体実験時の胃内SPCE(内視鏡から撮影)
SPCE静止画
装置全体図

●貴社製品についてのご質問

・貴社製品についてお教えください。
消化管の検査を目的とした自走式カプセル内視鏡(SPCE。愛称Mermaid)です。

・その製品の特徴をお教えください。
チューブ式内視鏡検査に伴う苦痛を軽減し小腸検査を可能にするために開発されたカプセル内視鏡(CE)は、錠剤タイプのカプセルを飲み込むだけで検査でき世界で100万例以上の使用実績があります。
しかしこのCEは自分で動けないため検査漏れや詳細な検査ができないなど種々の問題があります。
そこで私たちは、既存のCEにヒレを取り付け、体外から磁場を制御することによってCEの問題点を解決し、体内を自由に動いて検査できるSPCEを開発しました。

・その製品はどのような場所での活躍が期待できますか。
人体へ適用して成果が得られましたので、できるだけ早急に臨床試験へ移りたいと考えています。
これが実用化できれば、苦痛を伴わず簡単に消化器内科の検診が可能になると考えています。

・今後その製品はどのように発展していき、どのような分野に活躍の場を広げていくとお考えですか。
カプセル内視鏡が現在使用されている画像による検査に最初は使われますが、将来は患部に直接薬を届けて薬効を高めたり、体液を採取して検査精度を高める用途に発展し、さらに簡単な治療ができるまで進化することが期待されます。
 

●ご担当者様自身についてのご質問

・今後の目標をお教えください。
製品化に際してのパートナーを募集中です。
ご相談・お問い合わせは下記へご連絡下さい。

株式会社ミュー 代表取締役大塚尚武
TEL&FAX:077-543-7815
E-MAIL:ohtsuka@mu-frontier.com
URL:http://www.mu-frontier.com