新連載!『Trend Frontier ~担当者に聞く 機器&日常のススメ~』 第1回

2011.05.11

新連載『Trend Frontier ~担当者に聞く 機器&日常のススメ~』は、
メーカご担当者様に注目製品だけでなく、ご自身についても語っていただく
画期的なコーナーです!

記念すべき第1回は、株式会社 ファソテックの木下智裕氏に、
3Dプリンタ「CONNEX」についてご紹介いただきます。

●製品について

Connex500
足と骨モデル
頭と脳モデル
頭蓋骨モデル
脈モデル(ゴム)
・ご担当の製品についてお教えください。
OBJET社製インクジェット式の『3Dプリンタ』と呼ばれる製品です。
CTやMRI等をもとに生成した3Dデータを使って、その立体モデルを自動で3次元で造形してくれる夢のようなプリンタです。

・その中でいまいち押しの製品をお教えください。
『Connex』3Dプリンタです。

・その製品の特徴をお教えください。
Connexは、世界で唯一、2種類の樹脂を同時噴射、そして混合噴射もできる優れた3Dプリンタです。
写真のように、皮膚から骨や脳が透けて見える可視化モデルや、ゴムライクの樹脂を使って脈を真似たモデルを作ることができます。

・その製品を初めて見たときの一番の驚きはどこですか?
実際にConnexで造形したモデルを手にしたときの感触です。
ゴムのように軟らかい樹脂とプラスチックのように硬い樹脂を組み合わせることで、本物そっくりの体部位を造形できます。また、そのモデルが、研究開発や教育、術前シミュレーションだけでなく、手術の最中にまで使用されているということに驚きました。

・3Dプリンタの所要時間を教えてください。
写真の足モデル(高さ7cm×横幅20cmくらい)だとだいたい7~8時間くらいでできるので、夜、帰宅前に造形をかけていれば、朝出勤したときに出来上がっています。

・その製品を導入されたお客様からはどんな反応がございますか?
やはりどのお客様も、Connexが得意とする『リアル感触』造形に驚かれます。

・今後その製品はどのように発展していき、どのような分野に活躍の場を広げていくとお考えですか?
もともと3Dプリンタは製造業の分野で、製品開発に貢献するために開発されたものです。
それが現在では、スピード、精度の向上、価格の低価格化、そして特に材料の多様化から、医療を含む様々な分野で活用されるようになりました。今後も、この勢いは止まることなく、分野を問わずに活躍の場を広げていくことでしょう。

connex紹介ムービー

●ご自身について

木下智裕氏
・今、日々の生活の中で疑問に思っていることはございますか?
地震の余震について。(いつまでこの余震が続くんだろう?と最近よく疑問に思います。)

・休日は何をされていますか?
お酒が好きなので、よく友人と集まって飲むことが多いです。

・おすすめのリラックス方法は何ですか?
運動・睡眠・食事です。健康には運動が一番だと思いますので、ジムに行くよう心がけています。(食べたり飲んだりした分、運動するようにしています。)

・おすすめの旅行先をお教えください。
スウェーデン。
学生時代に留学した、大好きな場所です。
スウェーデンでは日本と違い、太陽が出ている期間が非常に短いです。
その分、スウェーデン人は春や夏の暖かい季節を楽しむ方法を一番知っているように思います。

・血液型をお教えください。
O型です。血液型占いはあまり信じませんが、よくマイペースなB型と間違えられます。