アルツハイマー病の治療

2011.04.25

鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座・環境保健学分野
浦上克哉

要旨

アルツハイマー病(AD)治療薬には従来から塩酸ドネぺジルがあり、本年新薬が3種類発売される。いずれも対症療法薬であり、早期診断してより早期からの治療が必要である。さらに、根本治療薬開発も進められており、ADが根治可能な疾患となる日も夢ではないと考えられる。多くの医師に認知症医療に関心を持って頂けることを期待する。