消化管悪性腫瘍におけるPET-CTの臨床的有用性

2011.04.25

*1熊本大学附属病院画像診断・治療科、
*2熊本県総合保健センター
伊牟田真功*1、宮本久督*1、阪口 史*1、吉田守克*1
白石慎哉*1、山下康行*1、土亀直俊*2

要旨

悪性腫瘍の診断におけるPET-CTの有用性は既に確固たるものとなっている。消化管悪性腫瘍のPET診断では消化管領域に特徴的ないくつかの要素があり、PET-CTの長所と短所を十分に理解することが重要である。また平成22年4月の診療報酬改定により、早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍に適応が拡大され、さらなる検査需要の増大が予想される。