肝癌における造影ドプラ法の臨床応用 ─造影SMIと造影Smart 3Dの応用─

2016.11.29

肝癌における造影ドプラ法の臨床応用
─造影SMIと造影Smart 3Dの応用─
*1旭川医科大学病態代謝内科学分野、 *2東芝メディカルシステムズ株式会社
麻生和信*1、 岡田充巧*1、 玉木陽穂*1、 太田 雄*1、 大竹 晋*1
鈴木裕子*1、 岩本英孝*1、 高橋賢治*1、 山北圭介*1、 北野陽平*1
和田桂緒利*1、 羽田勝計*1
石田 歩*2、 野邉浩枝*2、 矢野雅彦*2、 嶺 喜隆*2

 Superb Micro-vascular Imaging(SMI)は高分解能、高フレームレートでの微細血流観察を可能にしたカラ
ードプラ法であり、本法は血流と組織を分離して評価することも可能である。また、Smart 3DはSMIに対応した三
次元モードであり、血流と組織を一体化させた高精細3D画像を短時間で作成することができる。これらの新たな
造影ドプラ法は、肝癌の精密病態診断に寄与することが期待される。
 Superb Micro-vascular Imaging (SMI) is a color Doppler imaging technique that can observe a micro
blood flow by the high resolution and the high frame rate. Smart 3D is a three-dimensional mode
corresponded to SMI, which can create high-definition 3D images constructed by the blood flow
integrated with tissues in a short period of time. These new contrast Doppler imaging techniques can
be expected to contribute to precise diagnosis of clinical state in hepatocellular carcinoma.

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