肝腫瘤性病変におけるVolume navigation Systemを用いた総合画像診断

2013.11.26

小川眞広(駿河台日本大学病院内科)

 超音波検査の現状として弱点である客観性の欠如により、長所である時間・空間分解能の高さを生かし切れていない傾向がある。近年登場した磁気センサー搭載型超音波診断装置は、この弱点をカバーするシステムであり多様化した現在においては超音波検査と同時に総合画像診断も可能になっている。さらにソフトの改良によりGPS機能を用いた方法で穿刺ガイドも施行できるようになり応用範囲も拡大している。今回我々は、このVolume navigation Systemを用いた経験のうち臨床的な有用性について報告する。