SPECT/CTが有効な画像診断領域

2013.10.30

久慈一英(埼玉医科大学国際医療センター)

 SPECT/CT検査は、解剖学的情報を加えるだけでなく、脳、肺、肝SPECTの定量性を
向上させ、実質臓器を均一に描出してPET同様のMIP画像を表現できるようになる。シン
チグラフィで陽性描出される機能性腫瘍腫瘍では、CTで腫瘍の有無を確認できるために
診断正確性が高く、特に有用である。消化管出血シンチグラフィでは詳細な出血点を捉え
ることが可能になる。