震災に強いPACSとは 〜東日本大震災被災圏から学ぶ〜

2012.07.19

震災に強いPACSとは 〜東日本大震災被災圏から学ぶ〜
独立行政法人国立病院機構仙台医療センター放射線科 立石 敏樹

 
 2011年3月11日(金)に発生した東日本大震災を経験した。震災時当院では、電子カルテ、PACSの更新準備中であった。当院は、災害拠点病院であり震災に強いシステム創りは必須であった。震災に強いシステム創りはシステムの冗長化はもちろん、電源の確保や通信網などインフラの整備が最も重要である。また、その後の部品供給体制やマンパワーの確保ができる体制づくりをしなければならない